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自分のキャリアって30代で決めなきゃいけないと思ってた

この本を読んで、仕事に対する変な力は抜いていいんだなと思えました。

ずっと今の仕事が向いていないと思っていて、その話を先輩にしたら「今更??(笑)」って反応を頂きました。

まあ、向いていないと思いながら10年以上同じ会社の同じ部署にいるってどんだけ忍耐力あるんだよって話ですが、そう、私、忍耐力だけは自信があります。そしてメンタルも結構強いです。(私がメンタル鍛えられた話

変な自負があるから、「この仕事向いてない説」はずーっと私の中から消えなくて、私がいるべき場所はここじゃない気がするという思い込みが強くありました。

昨年の7月くらいから仕事内容も変わって、ますますここじゃない感が大きくなってきてしまい、ただ考えていても埒が明かないので、今年に入ってから転職サイトに登録しました。そして、どんな求人があるのかを眺めている時に読んだのがこの本です。


転職は40代になると難しいとか、最近転職した同期からは「この年で転職では年収が上がらない。入社してから上がっていくらしい」と聞いたりもしました。年収が転職の決め手になる訳ではありませんが、30代でも選択肢が無くなっていくのかと何となく焦りを感じていました。

だから、これで食ってくみたいないキャリアって、何となく30代で決めなきゃいけないもんだと思っていたんです。キャリアについてこの本ではこう書いてあります。

キャリアとは自分のキャリア・コンセプトを絶え間なく練り上げていくプロセスだともいえます。数多くの成功や失敗、滑った転んだを重ねながら、その都度自分の心の奥底にある好き嫌いを見据えて、自分だけのキャリア・コンセプトを研ぎ澄ませていく。そこにこそ仕事生活の醍醐味があると思います。

キャリアとは自分のキャリア・コンセプトを練り上げていくこと。単純に「キャリア=これで食ってく=職種を決める」ってことだと考えていましたが、職種を決めたって、結局はまたここじゃない感に襲われそうです。

結局はどの会社にいてもどの職種にいても、「その都度自分の心の奥底にある好き嫌いを見据えて」、自分に向いている仕事を選んでいくことがキャリアの積み重ねになるのかと腹に落ちました。今の自分の仕事の中で向いてそうなものがあるなら、このまま続けていくのもありなのかもしれません。会社員が自分に合った仕事だけを選んで行くのは難しいので、副業か複業で向いてそうな仕事を別に探すのもありですね。


他には筆者の仕事の原則10か条、「10.無努力主義」が胸に刺さりました。

質量ともに一定水準以上の「努力」を継続できるとすれば、その条件は一つ、「本人がそれを努力だとは思っていない」、これしかないというのが僕の結論でありまして、これを私的専門用語で無努力主義と言っています。

無努力主義、私もこれが一番だと思っているけれど、自分で努力だと思っていないもの…、んー、何かあるかな。仕事内容じゃないけど、在宅勤務は努力しなくても結構楽しく出来てます。

ただ、オフィスで働きつつ何かを改善すれば同じ快適さが得られるのか、それとも在宅勤務が本当に合っているのかはまだ分かっていません。

せっかくなのでこれを機会に見極めて、在宅勤務が自分の成果の出しやすいやり方だと分かったら、フルリモートが可能な会社に転職するのもありかなと思っています。


この本、キャリアに関する質問に筆者が答えるという形式なのですが、仕事で悩んでいる人や就職活動をしている人なら共感できる質問は必ずあると思います。答えとその後に続く筆者のキャリア論みたいなものが軽快な語り口で書かれていて、サクッと読めてちょっと笑えてお薦めです。


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