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食と栄養を見直す理由🍀 健康と幸せを手に入れるため、自分や家族の健康を自分で守るため



1.栄養を見直すきっかけ

親族の大怪我をきっかけに,2018年ころから,栄養を見直してみようと考えるようになりました。

例えばミネラル。
鉄は,鉄瓶で毎朝お茶を飲んでいるし,
のりは頻繁にとるし,ひじきたまに食べているし・・・。
鉄などのミネラルも,適度に摂取できていると思っていました。

でも最近,ひじきは採れてから茹で揚げを鉄鍋で行わないため,鉄分はほとんどない。
さらに,鉄は吸収されにくいうえ,衝撃に弱く,走る衝撃でも壊れるし,汗でも出て行ってしまうと学びました。
野菜や果物のビタミンは減少し、糖度が爆上がりしていることも知りました。

このような情報を知っから沖縄に行った時,ホテルのレストランでも,沖縄料理店でも,毎食もずくや昆布などが,さまざまな料理になってふんだんに出てくるのを見て,自分の食卓にはミネラルが本当に少なかったことを振り返りました。

栄養の分野は研究が進み、情報が刷新されています。
最新の情報を知らなければ、古い情報のままもったいない栄養の摂り方をして栄養の過不足を助長しかねません。


2.アスリートの食からみる食と栄養の重要性

体調の良い人、メンタルの安定している人、高齢で心身元気に生活している人、若い頃から運動を続け心身健康な人、怪我や病気を克服した人、思いやりのある人、さまざまな方の話を伺ううち(情報をみるうち)に、食や栄養との関係に繋がることも多いのです。
例えば、サッカーの長友佑都選手[1]には、専属シェフの加藤超也さん[2]がついています。

加藤さん[3]によれば「長友選手の身体で大きく変わったことは『筋肉系の怪我が無くなった』ということ。」とのこと。
具体的には、「食事を魚中心の生活に見直し、良い油を魚から取ることで、
筋肉系の怪我を無くした」のだそう。「魚の中でも、決めてだったのは『青魚』アジやサバなど、できれば生で食べることが大事」なのだそう。

タンパク質の中でも特に青魚は大事だということが、怪我が多かったトップアスリートの食からのアプローチで変わったということは、n=1ではあっても、大きなエビデンスですね。
なぜアスリートの食を見るかと言うと、パフォーマンスを上げるし、大きな怪我をしたりしながらも結果を出すし、レジリエンスも高い。限られた選手生命の中で、人が生きる上で必要な力を凝縮して結果を出していると考えるからです。

一方で、引きこもりや発達障害の就労支援の現場でレジリエンス教育を行っていたとき、若者の食が偏っていることに問題意識を持ちました。
さらに、大学生へレジリエンス教育を行う中で、フィジカルな部活を行っている大学生と、メンタルが弱いと自認している学生が多い芸術系の学生達の食事内容に、大いに違いがあることも気づきました。

食からのアプローチで体調を改善させていくには、安全なだけに、即効性があるわけではなく、とても時間がかかります。
悪くなったものを治すのは、時間がかかるのです。
でも食を改善し栄養を整えてていけば、真綿を剥ぐように、じわじわ改善していくのだなと、大怪我からの改善を見ていて思いますし、自分や家族の心身の健康管理をしていて思います。

3.分子栄養学や栄養療法を学んで良かったこと

分子栄養学とは「分子整合栄養医学」の略です。
分子整合栄養医学とは、分子栄養学またはオーソモレキュラー療法とも呼ばれ、今までの病気に対する投薬などの対処療法的な治療から根本治療にアプローチできる医学」[3]です。

分子栄養学[3]の学びは多岐にわたります。
血液検査結果の読み方
体の仕組み
栄養と体の関係
栄養と睡眠
栄養と精神
栄養を阻害するもの
効果的に栄養を活かすためにどうすればいいか
気をつけて摂るもの、摂らない方がよいもの、などなど。
さらに分子栄養学から派生して、化学調味料や添加物について学び、脂質について学び、整体で体について学び、野菜作りで菌や野菜の成長の仕組みについても学びが広がっていきました。
視野を広く学びを深めていくと、さまざまなことがすべてヒトの体や心の健康に繋がっていることが分かってきました。
食品添加物、農薬、除草剤、メンタル、学業、パフォーマンスなどとの関連についても理解が深まりました。

例えば、加工食品や添加物について学ぶと、異性化糖が何にでも含まれていることに気づくし、加工食品や添加物がミネラルの吸収を阻害することなどもわかるため、同じものなら、こちらを選ぼうと買い物に行っても、良い選択ができるようになります。質の良いものを置いている店を探したり、選択することもできるようになります。

分子栄養学を学び、食を整えてから、整形外科や歯科以外はほとんど医療機関にお世話になることがなくなりました。
コロナ禍にあっても、一度も医療機関にお世話になることはありませんでした。
まさに「Doctor Yourself」ができるようになってきたのです。
お母さんが学べば、お母さんが「ホームドクター」になれるので、家族の健康管理やご自身の健康管理に非常に有用な知識です。

いくつかの分子栄養学の学校で学びましたが、高額サプリを売るとか、高額のセミナーや講座、分子栄養学を商売にしているところも多いようなので、よく調べて選択するといいですね。

女性、お母さん、お子さんの困りごとがある、できれば食事で改善させたい、家族のために知識が欲しい方には、オーソモレキュラー・アカデミー[4]は有用だと思います。
オーソモレキュラー・アカデミーは、母親であり、歯科医師である安藤麻希子先生が主宰されています。子どもやお母さん、女性に直結した分子栄養学を学べることと、安藤先生御自身やご家族が体調不良を栄養で改善させてきた経緯があることが信頼でき、安心できるところだと思います。
また、多くの体調不良を改善された受講生や、子育てが大変なお母さんがさまざまな不調を改善させるために活用した食材や、食品などの情報を交換できることなど、不調を整えるために、医療に頼らず改善させるための多様な情報を得られることも強みだと思います。
さらに、医師限定、医療従事者限定の栄養療法のセミナーや講座も多い中、オーソモレキュラー・アカデミーは、医師も一般の方を分け隔てなく受講できる、開かれた学びの場を提供しています。特に「Doctor Yourself」をしたい場合は、医療従事者と分け隔てなく知識を得られるというのは重要なポイントになると思います。
自分のため、家族のため、子どものため、高齢の親のケアのための食や栄養について学び、「Doctor Yourself」や「ホームドクター」を実践できるということが一番の魅力だと思います。
個人の感想なので、ご興味があれば、いろいろな分子栄養学を学べるところを調べてみてくださいね。

4.食からのアプローチと有効性

栄養は、まずは自分で試して,実験して、様子を見ながら家族に還元します。
家族であっても年齢も性別も違うし、個体差が大きいから。
そして、家庭で個人個人に合わせた食事を整えるわけにはいかないため、一番食に問題がある人が食べられるよう、弱いところに合わせて少しずつ変えていきました。
タンパク質、ミネラル,ビタミンを特に意識して摂り、スウィーツや砂糖から脱却、調味料を整えるなど少しずつ気をつけるようになりました。

分子栄養学を学んでから、血液検査の結果を自分で読み取り、医師からのアドバイスに加えて、自分の栄養の知識で、栄養の過不足がわかるようになり、健康状態の大まかな把握ができるようになりました。
また、食を整えてからは、自分の血糖値の傾向をつかみ、乱高下を防げるようになりました。
高齢の親の低血糖対策や、食生活が同じ家族の予防的な血糖対策にも取り組めるようになりました。
風邪をほとんどひかなくなりました。
加齢のせいだと諦めていた疲れやすさがなくなりました。
痛み止めが必要な生理痛がうそみたいに軽くなりました。
さらに、30年近く悩まされてきた花粉症が治りました。
抜歯や骨折のとき、痛み止めいらずで、医師が驚くほど復活が早かったです。
性格だと思っていた、拘りの強さや短気など、観察していると薄まることに気づきます。
高齢者の心身に関しては、認知が危うくなって、様々なことに自信をなくしはじめた高齢者の認知の危うさがとどまり、また元気になり自信をとりもどしました。
数か月おきに腰や首や肩などの痛みで動けなくなり、ペインクリニックに行くことが多かった高齢者が、動けないような痛みを発症することがなくなり常に、普通に動けるようになりました。
怒りっぽかった性格が温厚になりました。
足腰が弱くなってきて歩けないほどだったのが、また歩けるようになりました。

そして、分子栄養学を学ぶ前はこれらの症状一つ一つ医療機関に行っていたのかと思うと、唖然とするし、医療費や税金を無駄に使っていたと反省します。
何より、痛みや苦しみから解放され、心身健康のありがたさを噛みしめていますし、幸せな時間を過ごしているのだと改めて思います。

エネルギー不足や栄養の偏りだと、余力がないため、イライラしてしまう、体が言うことをきかないなどに繋がっていることに気づけるようになりました。
人は余力があれば、自分のことはもちろん、人のことにも手がまわるし、人に優しくもできるし、少々のことで揺れ動かなくなります。集中して物事に取り組めます。様々なことにチャレンジすることもできます。余力がないのはエネルギー不足や栄養の偏りも大きいのだなと思うようになりました。

5.学校の先生や食事を作る人が分子栄養学を学ぶ意義

学校の先生に分子栄養学の知識があれば、集中力の無い子どもや、間違えた方向に行きやすい、挑戦できずに日和る子どもがいても、むやみに怒ったりせず、相手を理解する手立てになるのではないかと思うのです。

食事を作る人が分子栄養学の知識があれば、食べる人のパフォーマンスを上げられると思います。
お子さんが運動をしていたら、運動のパフォーマンスが上がるでしょうし、集中力がつき、お勉強もできるようになるでしょう。
大抵のお宅ではお母さんになると思います。
最近は、お仕事もフルでされているお母さんもいらっしゃるから、全て手作りは大変だとは思います。
でも、いろいろ工夫はできるはずです。いろいろ工夫しながらCookpad「remiesのキッチン」にアップしていますし、Instagramの方でもアップしています。
こちらでもまた工夫ををお伝えしていきますね。


分子栄養学を学び、栄養や食の知識がついてきて、食からのアプローチができるようになると、まず、お仕事と家事育児で大変なお母さんの体が楽になります。
不足している栄養は体が受け付けなくなるようです。亜鉛が不足している人は牡蠣が嫌いだったりします。
タンパク質が不足していると、タンパク質をたくさん摂ると下痢をしたりします。消化酵素もタンパク質でできているため、消化もできなくなっていくのですね。
お母さんに好き嫌いがあると、お母さんの嫌いな食材が食卓に上りづらく、お子さんはその食材の持つ栄養素を摂る機会が減ります。
だから、食事を作る人が元気で食欲旺盛で食いしん坊くらいがいいですね。
できるだけ簡単に、しっかり栄養が摂れるように、分子栄養学をかじるといいなと思っています。

6.高齢者と子どもの食の傾向は似ている

介護と育児両方されていらっしゃる方もいらっしゃいますね。
また、自分もいつか高齢になっていくのだから、高齢者の傾向を知っておくことも、自分の将来にとってとても大切なことだなと思います。
食が細くなっていく高齢者の消化や胃腸の状態、喉の細さ、咀嚼が困難になっていく状態、食べやすいものは、少食の子ども達、咀嚼が苦手、のどが細い、胃腸が弱い子ども達と非常によく似ていると思います。
ですから、高齢者が食べられるように工夫しているものは、少食のお子さんや胃腸の弱いお子さんと同様の対応ができると思っています。
逆に、お子さん用に食べられるように工夫しているものは、高齢者にも食べやすいものでもあります。
だから、子どものための分子栄養学を学べば、高齢者の食も整えるヒントになるし、自分もいつか高齢になるから、一石二鳥にも三鳥にもなるのです。
Instagramでは、お弁当や不足しがちな栄養の摂れる工夫などもアップしています。
分子栄養学を深く学ぶ時間がないけれど、
食からのアプローチのコツや、高齢者や子どもの栄養の摂り方のコツを知りたいなど、ご要望に沿ってお話会を行ったり、栄養のサポートも行っています。
ご希望があったら、InstagramのDMでご連絡くださいね。

https://www.instagram.com/smile_remies/


7.まとめ

徐々に自分や家族の体に変化が見えてきたから、今食べるものが明日の自分や家族の未来の体を作るのだと、強く意識するようになりました。
そして,食べたものが子孫への後天的な遺伝となる可能性もあることも意識するようになっています。

体や臓器の取り換えは効きません。
自分の体とは一生付き合っていかなければなりません。
自分の体と心,家族の体と心を守れるのは,料理をする人。
できる所から、少しずつ,一歩ずつ。
知識は力。

そして、なぜこのような発信を行うのか。
ちょうど今日信長さん[5]がInstagramで「医者でもないのになぜ健康の発信してるの?」という質問への回答を発信していました。
まさに、おっしゃる通り。

「医学がどれほど進歩しても病気は予防できない。」
「予防こそが最大の治療。特に大事なのがい栄養素」
「多くの国民が栄養不足」
「現代の日本の医学部ってね、栄養学の授業ってほとんどないくらい少ない」
「だから声を上げていく必要がある自分の身は自分で守る時代」
だと。
そう、栄養を見直す、食を整える究極の理由は
自分や家族の健康を、自分で守るためなのです。
そして、もっと広く見るならば、栄養の偏りによる日本の国力の低下を防ぎたいからです。
知れば知るほど、日本の食は危うくなってきていると感じるから。
日本を担っていく若い人、子ども達が元気で幸せに生きて欲しいから。

参考文献

[1] Number Do More(2019、0621)「長友佑都のファットアダプト食事法」
https://number.bunshun.jp/articles/-/839762

[2]LOHAS TALK(2023、0628)「加藤さんの考えた『ファットアダプト食事法』とは」
https://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/2023/06/post_3541.html

[3] 分子栄養学
https://www.orthomolecular-academy.jp/about-orthomolecular

[4]オーソモレキュラーアカデミー
https://www.orthomolecular-academy.jp/

[5]

#栄養見直し #分子栄養学#自分の体で実験

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