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投資教育を受けるのが若ければ若いほど、早ければ早いほど、良いたった一つの理由


#COMEMO #NIKKEI

投資教育はなるべく早いうちに受けておくべきだと私も思います。その理由はたった一つです。(というような書き方、表現は好きではないのですが笑)

株式投資による資産形成は「時間」がモノを言うからです。

元本 x 時間 x 利回り

自分の投資した元本になるだけ長い時間を与えてあげることが非常に大事なことはこの掛け算をご覧になればお分かりになると思います。

ここ最近に起きた騒ぎを見ていて、「株式投資なんてギャンブルだ、賭博だ」と主張している人が年輩の方に特に多いような気がしました。この捉え方を変えない、変えたくないのは何故だろう?そんなことを考えていたのですが、答えがわかったような気がしました。

時間です。

彼らの手許に、「株式投資なんてギャンブルだ、賭博だ」と預貯金で寝かしていた時間はもはや戻ってこないのです。今頃になって「株式投資って社会の進歩に貢献して、その結果としてリターンがある、素晴らしい行為」だなんてとても受け入れることができないのです。無為に過ごしたことを認められないということです。そして、残された時間は余り無いかも、とか考えだしたら、もう最期まで「株式投資はギャンブルだ、賭博だ」と頑なに言い張らざるを得ないのでしょう。

こう考えると、「投資なんておやめなさい」の、あの人が、「株式投資なんてギャンブルだ、賭博だ」と頑なに思い込もうとしている人たちのアイコンになるのもよく理解できます。株式投資の可能性を訴える人と対談しても話を噛み合わせたりしたらダメなんです、アイコンでなくなってしまうから。(大体、あの人の個人資産はどうなっているか分かりませんよ、ホント。株式だらけだったりして、って真剣に想像しちゃいます。)

「株式投資なんてギャンブルだ、賭博だ」と頑な人たちは、もしかしたらバブルで酷い経験をしてトラウマを持っているのかもしれません。そう考えると、バブル経済は実に大きな負の爪痕を残したように思えます。

こう考えてみると、株式投資による資産形成で「時間」は極めて大事なことを逆に強く示しているように見えませんか?

ですから、投資教育は早ければ早い方が良いと思います。ただ、私が考える必要な投資教育は、とてもシンプルなものです。50分が2コマ、3コマで済むくらいだと思っています。

株式会社とは何か?

株式投資とはどういうことか?

資本市場の仕組みとその意義

この3つだけで十分だと思います。

藤野さんの「自己責任と分散投資を教えることではなく」というのは、その通り!と思います。分散投資はテクニックの一つに過ぎません。ましてや、株式の疑似トレードなんかは、投資教育という意味では害悪でしかありません。

株式会社が株主からの期待を背負って(=資金を託されて)社会の課題解決のために製品、サービスを提供する。そこでつくりだされた価値は様々な関係者で配分され、株主もその恩恵にあずかれる。会社は内部留保を再投資して、より大きな価値をつくりだそうとする。それが成功すれば、さらに関係者への配分、株主のリターンも増える。

その株主の権利である株式に価格を付けて流通させるために資本市場が存在する。株主がリターンを得るもう一つの場として、企業家が新しい、さらにより大きな成長のための資金を得る場として、資本市場の意義は計り知れない。

この知識をしっかりと得ることができれば「株式投資はギャンブルだ、賭博だ」という考えに執着する可能性は極めて低いと考えられます。

若いうちに、こうして株式投資の可能性、資本市場の意義を理解していれば、株式投資に、自分の投資元本にたっぷりと時間を与える機会が大きく広がります。

私自身、もっと早く、株式投資の可能性を、資本市場の意義を腹の底から納得しておきたかった、と強く感じています。

http://iitoushi-tanken-nisshi.hateblo.jp/entry/2017/05/25/233000


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