製作者：ポール・ゴーギャン（フランス）1848～1903
作品名：我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか
製作年：1897

１：何が描かれているか

木々が生い茂る野に民族が座ってゆっくりしている。奥には仏像。犬、猫、アヒル、鳥。自然の中で暮らすある民族の日常。

２：絵の中で何が起きていて、これから何が起こるか

1人の男性が木に手を伸ばしている。木の実をとる。その木の実を小さく砕いて、もうすぐ昼寝から覚める小さな子にあげる。日は落ち、大人たちは夕食の準備にとりかかる。夕食のときには仏像にお祈りをするかもしれない。大きな変化は起こらず、これからも日常が続いていく。

３：どのような感情や感覚を受けるか

自信のなさ、鬱憤。羨望。全く自分とは異なるものを見て、一瞬感動するも、自分が良くわからない。羨ましく思う半面、自分の方がというプライドも邪魔してくる。疎外感。仏像からは静かな祈りというよりかは何か反発に近いものを感じる。