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大学受験業界激震…JAPAN e-Portfolio消滅か!?

目を疑いました…どうもRです。

JAPAN e-Portfolioの運営許可が文科省より取り消されるとのことです。

大学入試の新システム 運営許可取り消す方向で調整 文科省

以下、簡単にまとめました。

①高校生に、学習した内容や部活動の実績を記録してもらい、大学入試で活用する新たなシステムJapan e-Portfolioについて、入試に利用する大学が少なく、財政上の安定が見込めないことなどから、文科省はこれを運営する一般社団法人への許可を取り消す方向で調整していることがわかりました。

②JAPAN e-Portfolioは、国が大学入試改革の一環として、主導して開発を進めており、およそ18万人の生徒が利用していることなどから影響が懸念されます。

③JAPAN e-Portfolioは、生徒がポータルサイト「Classi」を利用する際に、BenesseのIDを取得する必要があり、萩生田文部科学大臣も、今年の2月に運用の見直しに言及していました(教員からも、「企業への利益誘導につながるのではないか」などと懸念する声があがっていました)。

つまりは…Benesseの一人勝ちを周りは決して許してくれなかった…ということでしょうか。

また、Classiを導入している学校しか(BenesseのIDを取得している者しか)JAPAN e-Portfolioを使えないことが「大学受験の平等性を十分に損なう」ということで、Rが「第一回非認知能力研究会」で講演させていただいた岡山大学などでは早い段階からJAPAN e-Portfolioを採用しないと断言しておりました。

JAPAN e-Portfolioは、これまでの筆記試験では、測定が困難とされた生徒の「主体性」を評価することが目的でした(これ自体は素晴らしいことでした)。

2016年から始めた「私立大学の入学定員管理の厳格化」により、勉強だけの一般受験からAO入試や指定校入試にシフトしつつあったため、「主体性」を評価するJAPAN e-Portfolioやfeel noteなどのポータルサイトが注目を浴びていました。

このJAPAN e-Portfolioのために、どれだけの学校がClassiやiPadなどのデバイスの導入を決めたか…(Benesseもそれを売り文句にしていました)。

日本中の学校がClassiにいくら使ったのか。

日本中の高校生がどれだけ振り回されたか…(学習した内容や、部活動の実績、さらに、ボランティアなどの活動を入力させてきました)。

Classi…Benesseよ、これはさすがにまずくないかい?

何より、英語の民間試験と記述式問題の導入が既に見送られる(あと、共通テストの追試が2回ある)など、今年の大学受験、一体どうなるの!?

ではでは、Rでした。


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