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食生活は健康の源。

プロローグ。

 私は鉄道会社に入社してから3年目の20歳で気管支喘息を患った。不規則な生活と食生活の乱れが主な原因だったと思う。

 最初の頃は冬場に喉がイガイガする程度で、これと言って心当たりがなく、龍角散のど飴で誤魔化していた。

 しかし、年々症状が悪化して、冬場は咳き込むようになり、漢方薬や喉の痛みに効く薬を試しても一向に改善する兆しが見られなかった。

 そして、3年目の冬に気管支喘息を患い、咳で眠れない、眠れたと思ったら咳で起きる。それにより体力が奪われ、体調が悪化する負のスパイラルを経験し、呼吸器系疾患の辛さを思い知る羽目になった。

 鉄道員と言う職業柄、不規則な生活は直せないが、食生活は改善の余地があると考えた。まず、仕事のストレスによってドカ食いしていた食事の回数を減らした。

 朝昼夕夜に加えて日によっては間食もあったし、大抵の場合、夜食はラーメンやファストフードと今では考えられない食生活だった。

 それを半分の2食、朝と夕に絞り、昼と夜は寝る時間に充てた。それにより体重は2ヶ月程で6キロ減少し、半年後には10キロ以上減っていた。身体は以前よりも爽快になり、体調も崩さなくなった。

 謎だった喉の痛みは後鼻漏ではないかと教えて頂き、鼻炎薬を飲むことで悪化する前に回復するようになった。

 これは後から知ることになるのだけど、「空腹」こそ最強のクスリという本の内容に、

免疫細胞の過剰反応がアレルギーの原因。

 このように記されていた。本来であれば有害でないハウスダストや花粉、食べ物が体内に入ったときに、免疫細胞が有害物質と誤認して、体外に排出するために、くしゃみ、鼻水、蕁麻疹が出ると言った具合だ。

免疫細胞の過剰反応は腸内環境の悪化が原因。

 腸内環境悪化の原因はストレスによる自律神経の乱れや運動不足、過食がある。どれも腸の動きが悪くなる要因だから、全部解消できるに越したことはないけど、私は過食を解消したことでアレルギー反応が軽減された。

何を食べるかも重要だけど、食べ過ぎないことはそれ以上に重要。

何を食べるか。

 「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」の本に記されていた、

玄米、魚、野菜、果物、ナッツ、オリーブオイル。

 これらを積極的に摂るようにしている。肉も鶏肉であれば大丈夫らしい。原始人食や地中海式などとも言われていて、人類の文明が発達する前から食べていたものだから、体に悪いわけが無い。

 そして、現代では糖質過多として悪者扱いされている炭水化物だけど、実は炭水化物には糖質と食物繊維が含まれている。

糖質オフを理由に炭水化物を抜くと言うことは同時に食物繊維もカットしている。

 食物繊維が不足すると食べ物が消化されずに体外に排出されなくなるわけだから、食べた物が体臭に直結してしまうのは想像に難くない

 このことは、「悪魔が教える願いが叶う毒と薬」の本に記されている。

”炭水化物抜きダイエットをしている女性は、何ともいい難い、死体のような臭いを発散している。”

悪魔が教える 願いが叶う毒と薬|薬理凶室

 偏食で動物の死体である肉ばっかり食べていると、体臭も死体のような臭いになってしまうと言うわけだ。

 実は、人種毎の体臭があると言われている。私たち日本人は自分たち特有の匂いなんて分からないが、海外の方特有の体臭は感じたことがあると思うから、なんとなくイメージが湧くだろう。このことからも、体臭は食べたもので決まるのは間違いなさそうだ。


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