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RTHです。相互フォロバ100%。 よろしくお願いします。

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マガジン

  • 世界文学全集 備忘録

  • 私を支えた名言集

    20年程前からいいなと思う言葉をノートに書いて、私が落ち込んだり、道に迷った時に読み返してきた名言達です。

最近の記事

個性

生まれつきというものはあります。 私なんかも嫌になってしまうのがあります。 生まれた時から違うんです。 こんなもの、どうしようもないじゃないですか。 このどうしようもないが個性だと 思うのです。 自分の個性と上手に付き合うしかない 自分を知っていくしかない。

    • 十七条の憲法 ー 以和爲貴

      聖徳太子が建てたとされる、大阪の四天王寺、奈良の法隆寺へ行くと 聖徳太子のお守りが売っている。 私は観光の時に、古本市へ行くのを目的の一つにしていて、 四天王寺の古本市にも何度か足を運んだ。 確か、境内の裏の方に太子堂があり、 その頃は、何の気なしに手を合わせてお参りをしていた。 こちらの聖徳太子が作ったとされる 『十七条の憲法』 これが、 私の出した義務と正義の解です。 太子様とお呼びしたい。 レ・ミゼラブルを読んでも分からなかった義務と正義が、 プラトンの書いた『国家

      • 『レ・ミゼラブル』ヴィクトル・ユゴーについて

        世界文学全集の収録巻の流れで、ユゴーが来た。 アレクサンドル・デュマ・ペールが尊敬していた作家と紹介されていたから、待っていましたとばかりに読み始めたのだ。 しかし、叙事詩の様に始まっていて読み辛く、 「良い本とは難解なものだ」というおまじないを何度も繰り出し読み進めて行った。 デュマはどこを尊敬していたのかという疑問は、最後には払拭される。 ユゴーは本文中に、作品について説明している。 いま読者が読んでいる本は、はじからはじまで、全体的にも部分的にも、中断、例外、欠陥が

        • 「人生について」小林秀雄 について

          難解な本を読むのが癖になっています。 小林秀雄氏の文章が難解な事は、ご自身が「読書について」(中央公論新社)に書かれている通りである。 しかし、私は小林秀雄の文章が好きだ。さっぱりとしていて一辺倒でないところがいい。 (途中解説として書いているのは、私の独断と偏見と浅学の入り混じった主観ですので、各々の読み方で進めた方がいいのであって、参考程度に見ていただきたい) P9. 私の人生観 「私の人生観」の講演で、講演では本当に言いたいことを言い表すことが出来ないという結論を、

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        • 世界文学全集 備忘録
          4本
        • 私を支えた名言集
          13本
          ¥1,000

        記事

          『ツァラトゥストラかく語りき』フリードリヒ・W・ニーチェ について

          2015年にデビット・ボウイがニーチェ詩集を愛読していたと知り、 佐々木中さんの『ツァラトゥストラかく語りき』を購入して、 1/3読んだところでこれは難解だと降参してしまった。 今回、佐々木中さんの著書『切りとれ、その祈る手を』を読んで、 ニーチェを読まねばならない気持ちが再燃した。 それでも読み始めて直ぐに本を閉じてしまう。 読みたくない。 聖書を読んで、親しみを持つ人間にとって ニーチェの言葉は理解に苦しむ。 私は、仏教のお経の本も好きで読むのだけれど、 ニヒリズム(虚

          『ツァラトゥストラかく語りき』フリードリヒ・W・ニーチェ について

          『モンテ・クリスト伯』デュマについて

          小説を読むと、作品の中に著者が立ち現れて、 著者と読者の2人が対峙する。 という経験があるだろう。 『モンテ・クリスト伯』において、 主人公、モンテ・クリスト伯は、著者アレクサンドル・デュマ そのものである。 モンテ・クリスト伯は、巨万の富を使って、 アラビアンナイトの世界から抜け出て来た人の様に 復讐を遂げていく。 その痛快さ。 伯爵が自分の正体を明かして、 復讐相手が取り乱し、 神の御心を知ったように、自らの罪をたちまち思い出すところは スカッとする場面である。 但し、

          『モンテ・クリスト伯』デュマについて

          ジェンダーロール -その性別に、社会的に期待されている役割-

          ジェンダーロールには、 人が抱える不安が関係しているのではないだろうか。 人は不安を抱える生き物だ。 精神的に最も安定しているであろう、キリストも 自分が磔にされることに不安を抱いていた。 では、衣食住の不安が少なくなった 現代人の不安とは何だろうか? ドイツの社会学者U. ベックは 現代(1986)をリスク社会 と提唱している。 リスク社会とは?社会学的にわかりやすく解説-新型コロナウイルス・原発を具体例に- によれば リスク社会の3つの特徴⑴ リスク社会のリスクは

          ジェンダーロール -その性別に、社会的に期待されている役割-

          何でも売れる時代、米国が日本を売る可能性

          何でも売れる時代になった。 ツイッター や YouTubeの登録者数の多いアカウントが、 高額で販売されている。 また、SNSでよく見る ”プレゼント企画” によって、 アカウントと個人情報を結び付けて、販売する人も居る様だ。 ビットコインも仮想通貨というだけあって、 元は0であったものだが、 人々の信用で価値を生み出している。 この様に、 欲しいと言う人にとって価値があるものであれば、 今の時代、何でも売れるようになった。 TVで 米中外交トップ会談の様子を観ていて、

          何でも売れる時代、米国が日本を売る可能性

          『赤と黒』スタンダールについて

          世界文学全集月報「スーパーマンの興味」佐藤 朔 によると、 フランスではよく「あなたはどんな小説の主人公になりたいか」という アンケートをする。するとスタンダールのジュリアン・ソレルとか、 ドフトエフスキーのムイシキン公爵とか、いろいろ答えが出る。 これは案外その人の性格や夢想や理想が分かる質問である。 ここに出て来る、ジュリアン・ソレルが『赤と黒』の主人公である。 乱文、悪文になるのは覚悟の上で、本作のあらすじを紹介したい。 この物語は、フランスを舞台にして、 ジュリ

          『赤と黒』スタンダールについて

          『若きウェルテルの悩み』・『ファウスト』について

          1962年株式会社新潮社発行の 『若きウェルテルの悩み』(Die Leiden des jungen Werthers) ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe) 前書きにこう記されている。 哀れなウェルテルの身の上について探せるだけのものは 熱心に探し集め、ここにこうしてお目にかけてみる。 諸君はウェルテルの精神と心根とに感嘆と愛情を惜しまれぬであろう。 ウェルテルの運命には、涙をこばまれぬであろう。  また、ちょう

          『若きウェルテルの悩み』・『ファウスト』について

          幸運を呼ぶ人

          「うちの お父さんの名前、回文みたいで面白いんだよ。 ”たかはしたかし”だよ。」 恵美ちゃんとは、それでゲラゲラ笑った思い出がある。 小学生から短大まで、ずっと一緒の学校だった。 華奢で、ツインテール。中学ではショートにして、 あだ名は”パチ”。隣の家に、柴ちゃんという親友が居て、 2人はいつも一緒だった。 パチと私は学校の行事で一緒に行動するけど、 仲が良いこれといった思い出はない。 同じ短大に入った時、 たぶん、パチは柴ちゃんと学校が離れて、誰か探していて、 私に一

          幸運を呼ぶ人

          未来が見えるのか

          自然現象の中に法則を見つけ出し、 誰でも理解出来る様に、数字で表したものが 物理学とか、化学だとするならば、 自然現象の中に法則があるという事だ。 まだ見つかっていない法則が存在するのではないだろうか。 私達の未来が現在、存在するのか。 未来が存在する空間が、 自分が生きているどの時点の空間と交わっても 不思議ではない。 予感? 私は数学者ではないのです。 デヴット・ボウイは、時が待っていると表現していた。時が見えるとも。 しかし、この平凡な私の時は

          未来が見えるのか

          社会人

          コミュ障なのに、 結構長く社会人として生活できた。 今とは違って 若かったから とか 元気・やる気があったから とか それでなんとか のらくら生活出来ていたのだろうか? どう考えても いつも誰かがお世話してくれていた からだろう。 私は誰とでも仲良くなれる方ではなかったが、 友人や師匠が 1人居てくれたこと。 当時は、なぜ優しくしてくれるのだろうか と不思議になっていて 私の家族関係が特殊なので 仲良くしてくれているだけなのを 分からなかったのだけど 他の家庭や、い

          コミュ障の私が会話を理解?

          20代で社畜になってから、 パソコンの前で作業➡家寝る を繰り返し、私はほとんど人と話さずに今に至るのですが、 先日 会話を理解した(?)ので、 嬉しいので記事にしました。 ずっと、 会話って、共通項を探す行為で、 ”自分と分かり合えない” とか、 ”話す内容が違い過ぎてストレス溜まる” とか、 会話って 人と人は分かり合えない と露呈する 苦手な行為だったのです。 最近、 会話とは、お互いの違いを知り、違いを話し合いで理解しようとする行為 と知りました。 承認欲求と

          コミュ障の私が会話を理解?

          共通テストが始まりました

          2020年コロナの前から、 大学入試センター試験(私達の頃はセンター試験と言っていた)の変更が騒がれて、 無事大学に入った、3・4月にコロナの緊急事態宣言。 今年の受験生は、初の共通テスト経験者だ。 ”今までのやり方が通用しない”という 丁度その時に、当事者になった事が私にもあった。 終身雇用から一転、 派遣社員が雇用の大半を占めるような年に、就職活動をした時だ。 今思えば、モラル(善悪の判断基準)が変わった年と言えるのではないだろうか。 モラルが変わる。 小さな変化なら

          共通テストが始まりました

          義務と正義が分からない。

          カント(1724-1804)の義務論が分からないので、調べた。 Wikipediaから引用。 カントは、理性によって導き出される普遍的な究極の道徳規則というものの存在を提起し、それに無条件に従うことが倫理の達成であると提唱した。 義務論者によれば、我々は健康で頭が冴える、理性的な時ならば、“それ自体で善いもの”が本当の善であり、それは“善い意志”であることを理解し理想するという。それ自体で善いものとは、何らかの目的の為の行為ではないということである。善い意志とは、「自己の信

          義務と正義が分からない。