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『レ・ミゼラブル』ヴィクトル・ユゴーについて
世界文学全集の収録巻の流れで、ユゴーが来た。
アレクサンドル・デュマ・ペールが尊敬していた作家と紹介されていたから、待っていましたとばかりに読み始めたのだ。
しかし、叙事詩の様に始まっていて読み辛く、
「良い本とは難解なものだ」というおまじないを何度も繰り出し読み進めて行った。
デュマはどこを尊敬していたのかという疑問は、最後には払拭される。
ユゴーは本文中に、作品について説明している。
いま
「人生について」小林秀雄 について
難解な本を読むのが癖になっています。
小林秀雄氏の文章が難解な事は、ご自身が「読書について」(中央公論新社)に書かれている通りである。
しかし、私は小林秀雄の文章が好きだ。さっぱりとしていて一辺倒でないところがいい。
(途中解説として書いているのは、私の独断と偏見と浅学の入り混じった主観ですので、各々の読み方で進めた方がいいのであって、参考程度に見ていただきたい)
P9. 私の人生観
「私の人
『ツァラトゥストラかく語りき』フリードリヒ・W・ニーチェ について
2015年にデビット・ボウイがニーチェ詩集を愛読していたと知り、
佐々木中さんの『ツァラトゥストラかく語りき』を購入して、
1/3読んだところでこれは難解だと降参してしまった。
今回、佐々木中さんの著書『切りとれ、その祈る手を』を読んで、
ニーチェを読まねばならない気持ちが再燃した。
それでも読み始めて直ぐに本を閉じてしまう。
読みたくない。
聖書を読んで、親しみを持つ人間にとって
ニーチェの言
『モンテ・クリスト伯』デュマについて
小説を読むと、作品の中に著者が立ち現れて、
著者と読者の2人が対峙する。
という経験があるだろう。
『モンテ・クリスト伯』において、
主人公、モンテ・クリスト伯は、著者アレクサンドル・デュマ
そのものである。
モンテ・クリスト伯は、巨万の富を使って、
アラビアンナイトの世界から抜け出て来た人の様に
復讐を遂げていく。
その痛快さ。
伯爵が自分の正体を明かして、
復讐相手が取り乱し、
神の御心を知
ジェンダーロール -その性別に、社会的に期待されている役割-
ジェンダーロールには、
人が抱える不安が関係しているのではないだろうか。
人は不安を抱える生き物だ。
精神的に最も安定しているであろう、キリストも
自分が磔にされることに不安を抱いていた。
では、衣食住の不安が少なくなった
現代人の不安とは何だろうか?
ドイツの社会学者U. ベックは
現代(1986)をリスク社会 と提唱している。
リスク社会とは?社会学的にわかりやすく解説-新型コロナウイル
何でも売れる時代、米国が日本を売る可能性
何でも売れる時代になった。
ツイッター や YouTubeの登録者数の多いアカウントが、
高額で販売されている。
また、SNSでよく見る ”プレゼント企画” によって、
アカウントと個人情報を結び付けて、販売する人も居る様だ。
ビットコインも仮想通貨というだけあって、
元は0であったものだが、
人々の信用で価値を生み出している。
この様に、
欲しいと言う人にとって価値があるものであれば、
今の時
『赤と黒』スタンダールについて
世界文学全集月報「スーパーマンの興味」佐藤 朔 によると、
フランスではよく「あなたはどんな小説の主人公になりたいか」という
アンケートをする。するとスタンダールのジュリアン・ソレルとか、
ドフトエフスキーのムイシキン公爵とか、いろいろ答えが出る。
これは案外その人の性格や夢想や理想が分かる質問である。
ここに出て来る、ジュリアン・ソレルが『赤と黒』の主人公である。
乱文、悪文になるのは覚悟
『若きウェルテルの悩み』・『ファウスト』について
1962年株式会社新潮社発行の
『若きウェルテルの悩み』(Die Leiden des jungen Werthers)
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)
前書きにこう記されている。
哀れなウェルテルの身の上について探せるだけのものは
熱心に探し集め、ここにこうしてお目にかけてみる。
諸君はウェルテルの精神と心根とに感嘆と愛情を惜し
コミュ障の私が会話を理解?
20代で社畜になってから、
パソコンの前で作業➡家寝る
を繰り返し、私はほとんど人と話さずに今に至るのですが、
先日
会話を理解した(?)ので、
嬉しいので記事にしました。
ずっと、
会話って、共通項を探す行為で、
”自分と分かり合えない” とか、
”話す内容が違い過ぎてストレス溜まる” とか、
会話って
人と人は分かり合えない と露呈する
苦手な行為だったのです。
最近、
会話とは、お互い
共通テストが始まりました
2020年コロナの前から、
大学入試センター試験(私達の頃はセンター試験と言っていた)の変更が騒がれて、
無事大学に入った、3・4月にコロナの緊急事態宣言。
今年の受験生は、初の共通テスト経験者だ。
”今までのやり方が通用しない”という
丁度その時に、当事者になった事が私にもあった。
終身雇用から一転、
派遣社員が雇用の大半を占めるような年に、就職活動をした時だ。
今思えば、モラル(善悪の判断