言ってはいけない、私んちのヒミツ

祖父が商売をしていたので
母は私をおぶって朝から晩まで仕事をしていた😥
3歳からは保育園に通い始め
保育園の後は親戚付き合いのあるお宅に預かってもらい
仕事が終わると自転車でお迎えにきてくれる
という生活をしていた。

この頃の父の記憶はほとんどない。

そして小学校1年生❣️新しい家で暮らすようになり
母は 祖父の仕事の手伝いから解放され、
私は 父と母と過ごす時間が増えた。 
ある日の宿題、
居間でくつろぐ父に向かって、作文を読む私。
得意げな私の姿をハッキリと覚えている。
「にちようびのおとうさん」!!!
ハキハキと、とても大きい声だった😃

父は、ニコニコと、嬉しそうだった

わたしのおとうさんは、
いつも 
しんぶんに あかえんぴつで
まるをつけたり
うまのテレビをみています。

確か、一部はこんな感じ。
父が、大爆笑した後、急に母を呼び
何やら話していた。

私は褒めてもらえなかったショックと
慌てて母をよんだ様子にビックリしていた。

その後の事はよく覚えてないけど
確か、母に優しく促されて、書き直したと思う。

お父さんの事は学校で話してはいけないんだ!!
と、その時、強く思ったのだ。

ある日 同級生の家に遊びにいった。
普段は遊ばないお友達で、
真面目な感じの子だったが、
リカちゃん人形のお家を持っていると聞き、
見せてもらう事になった😄

しばらくリカちゃんで
遊んでいると、?聞き覚えのある音♪がした。
私はスッと立ち上がり
少し開いていたドアから音がする部屋の中を覗いた。

そこには、なんとー!友達のお父さんが!!
ラジオで競馬の実況を聞いていたのだ。。😥
手にはあの新聞が!

どうしよう。覗き見してしまった。。
私は、見てはいけないものを見てしまったのだ💦
(ただの競馬の実況なのにね)
私の中では、
学校の作文には書いてはいけない事なのだから。
私が見た事を気づかれたかな?
居心地が悪くなってしまい、家に帰った。

帰り道、覗き見してしまった、罪悪感と
私のお父さんだけじゃなかったんだー😆っていう
ホッとしたような複雑な気持ちがした♡

誰にも言わなかった。

この頃は、私んちに「もっと言ってはいけない話」が
たくさんある事なんて、まだ知らずにいたのだ😢😆

読んでくれてありがとうございました。
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