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4月になって


なんだか毎日やることがいっぱいで
充実していると言えなくもないけれど、目まぐるしい春を過ごしている。


今年はずいぶん早くから(3月末)ツバメたちがやってきた。
朝早くからにぎやかです(笑)


急に春めいてきてベランダも花盛り。
チューリップが次から次へと咲き出して、
あらためて、チューリップの可愛らしさにため息…
そのままだと日当たりが良すぎてすぐに散ってしまうから、切り花にして部屋の中に飾って楽しませてもらっている。



NetflixやTVを見なくなってから本が読めるようになった。
TVの画面を見た後に活字を見ると、字がかすんで
本が読みづらかったのがすいすい読める。
新聞もしかり。
それはなんだかうれしい発見です。


先日、小川哲さんの本に出会ってから「すごく面白い」と思って次に「地図と拳」を読んだ。
久しぶりに寝る時間も惜しんで一気に読みたくて仕方ない気持ちになって、
まだそんな体力(読書に対する)が自分に残っていたことにびっくりした。



日露戦争から満州を舞台に第2次世界大戦で日本が負けるまでの物語。
たくさんの登場人物がそれぞれの立場や視点から、戦争を物語っている。
読むとその登場人物の視点に立てるから、それぞれが自分の(国の)正義に基づいて行動しているのがわかる。
でも分かり合えないから戦争になってしまうのだ。
訓練ではなく初めて実戦で銃を撃つことになった兵士の心境を読むと、まるで自分がその人になってその場にいるような感じさえした。
臨場感がすごい。


それから明男(あけお)という人物は小さいころから変わっていて、時間を自分で測ったり、湿度や風向き、風速を測かることにも夢中になっていた。
お母さんはもちろんそんな明男を心配するのだけれど、この特技が銃弾を命中させるときや、天気を読むのにも役立って、それからそうゆう人って多分天才的なので戦況を読むのにも長けていて仲間の命も守れたり。
本業の建築にも生かせてとっても素敵だと思った。


出てくる登場人物が癖はあれども、とても魅力的でした。
(そこも読んでいて面白いところ。)
本はとても分厚いのだけど、最初から最後まですぐに物語に引き込まれて読めると思います。


今日は年度初め。
わたしは休みだったけれど明日からは新しく採用された方や異動されてきた方とまた今までとはちがうメンバーで働くことになる。
慣れるまでマイペースを心がけて過ごしていこうと思う。



みなさまも、どうぞご自愛くださいね。















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