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【英会話】「I like your jacket」とは?

アメリカでの生活経験のある人なら、「あ~、あるある」と共感してもらえる「I like your jacket」が今回のテーマです。

大学、町中、レストラン、モール、どこを歩いていても、まったくの他人から「I like your jacket」と言われることがアメリカではよくある。

日本で全く知らない人に、急に「そのジャケット、いいね!」って言われたらちょっと怖い気もするが、アメリカでは日常茶飯事である。

これは、アメリカ人の「思ったことをすぐに口に出す」、という一種の性格に起因するものかもしれない。

また、ほかの理由としては、アメリカは「人種のるつぼ」と言われ、たくさんの様々な人種の人たちが集まる国であるということも、一つの大きな理由であると思う。

多種多様な人種が集まっており、髪の色、肌の色、目の色、身長の高低、などなどの、生まれつき備わっているのもに対する「普通」が存在しない。

例えば、日本の女性であれば、肌は日焼けをしすぎておらず、美白と言われるように白い方が好まれ、身長は高すぎず、少し細いくらいの華奢な体が理想とされる、といったなんとなくの外見的特徴が、良いという普通が存在する。(もちろんこれはマジョリティ的な考え方の話で、この特徴に当てはまらない特徴を好む人も当然いることは前提です)

しかし、この考え方はアメリカでは通用することはありません。

「普通」が存在しないからです。

日本人の僕からすると、透き通った青色の目をしている男の人を見ると、「きれいでいいなぁ」と思ったりすることもあるが、その人からすると、その目の色を気に入っておらず、黒色が良かったと思っているかもしれない。

生まれつき金髪の女性を、うらやましいと感じる日本人女性もいるかもしれないが、彼女からすると、この金色の髪の毛を気に入っておらず、コンプレックスに感じている可能性もある。

こんな要領で、人種のるつぼであるアメリカでは、生まれつき備わっているのもに対する、「普通」が存在しないことから、ジャケットのほかに、Tシャツやくつ、パンツなどのアイテムを褒めるという習慣があるみたい。

また、「I like your jacket」に対する返答にも違いがあるように思う。

日本で言われた時、大抵の日本人は、いやいやそんなことないです顔をしながら「ありがとうございます」というような人が多いように思う。

一方、アメリカでは、でしょ!このジャケットめっちゃかわいいねん!!顔をしながら「Thank you! I like your jacket too」という人が多い。


この他人のアイテムを褒め合うという文化はなんともアメリカらしい文化の一つであると思いますので、ぜひ、「でしょ!このジャケットめっちゃかわいいねん!!顔」をしながら会話してみて下さい。

では、また。


〇英語






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