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【要約】物語思考 読書記録38

物語思考

けんすう


「将来やりたいことは?」

「これからのキャリアプランは?」

「将来何の仕事がしたいの?」

新卒就活をしていた時にも例外なく全面接官から聞かれた。

働き始めた今でもいろんな人から聞かれる。

「うーん、どんな仕事をしたいかと言われたら、なんだろう、、、」

「キャリアプランかぁ、、、10年後のことなんてわからないしなぁ」

と、いつも違和感を感じながらそれっぽいことを答えてきた。


「10年後どんな仕事をしていたいか」はわからないけど、「10年後どんな状態になっていたいか」と問いを置き換えると、「将来なりたい像」はいろいろ思いつく。

将来のDoはわからないけど、将来のBeは想像がつく。

数十年前にはスマホの存在を含むITの発達、数年前には会議はZoomで代用できる、ユーチューバーという職業の存在、のように世の中の当たり前が一瞬にして変わる。

去年の自分から見た1年後の自分のDoは、間違いなく今の自分のDoとは大きくかけ離れている。(良い意味でも悪い意味でも)

つまり、「1年後自分が何をしているか」すら予測できないし予測することにはなんの価値もない。

ってことは、10年後の自分がどんな仕事をしているかなんて1秒でも考えるだけ無駄と思う。


「物語思考」として自分の人生を、一つの物語として客観的に俯瞰視する。

これは自分が無意識にこれまでの人生で行ってきたことを、うまく言語化してくれたものであると感じた。

これまでの自分の無限にある意思決定の中で特に自分の人生に大きく影響を与えるであろう意思決定をした時の軸は、
「自分の人生を一つの物語として見たときに、どちらの選択(もしくはどの選択)を取ることがより人生が面白い物語になるか」
であったことに気がついた。

これを僕は「生き様」と呼んでいる。

何か新しいことを始めるか迷った時に、それを始めることによって人生が物語として面白くなる可能性が1ミリでもあるなら始める。

生き様が濃い人は、大きく括ると挑戦の数が多い。

ワンピースが物語として面白いのは、ルフィがいろんなことに挑戦しながら「海賊王に俺はなる」を目指しているこの生き様が濃いから。
(ワンピース読んだことないから知らんけどおそらくそう)


僕の場合初めて出会った人に対して、人として
「この人いいな」
と思うか否か、はこの「生き様がどれくらいあるか」=「どれくらいいろんなことに挑戦してきたか」、に依っていることを理解した。


10年後のBeを設定し、ここに引っ張られながら毎日を生きる。

このBeになるためならDoという手段はなんでもいい。

本書ではこの「いろんなことに挑戦する」、を「物語を転がす」と表現している。

物語を転がして、自分の人生という物語をワンピースくらい波乱万丈な面白い物語にしたい。





○読書記録







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