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偏差値37からの高校受験 #20 「中学3年7月 祝英検申込&鼻血お迎え要請」

うちの息子はとにかく勉強が大嫌いです。自分の親がそうであったように放任主義だった私ですが、高校受験を目の前にしてさすがにまずいという状況になってしまいました。

この話は現在進行形なので、結末はまだ私にもわかりません。
これは、勉強嫌いの息子と教育熱心ではなかったのに追い込まれた母が日本の受験戦争に立ち向かう記録です。
私たちのような親子が減ることを願って。

前回は、今の内申で受験できる学校を見つけられたが中3の今、またもや中間試験で0点をとってきたという内容でした。

恥ずかし過ぎて情けな過ぎて当時書けなかったのですが、やらかしました。
親子揃って前回(6月締切)の英検申込を忘れてしまい受験できずにいました。
いつまでも私が管理するべきではないですが、手紙出さない息子とわかっていながら、、、受験生という大事な時期の申込み忘れに落ち込みました。一般申込締切の翌日(学校申込の締切はとっくに過ぎ去り)に気づき英検協会に泣きつきましたが、さらっと断られました。
当然ですね。
内申がボロボロならせめて他で加点を!とだいぶ前から英検準二級のために頑張って勉強しているのを知っていたので、ショックで泣きながら息子に話をしました。

「大事なチャンスだったのに、ちゃんと締切を確認しないでごめん。いくつになっても手紙を出せない息子に育ててごめん。」

「俺が悪いから。一発で受かるから大丈夫だよ。」

「本当に手紙出せ」

「わかったわかった!」

はい、わかってないやつですね。それにしてもなんと頼もしいメンタルなんでしょう。台詞だけ見たらかっこいいじゃないか。
学校の先生に確認したところ次回(10月受験)の結果までが内申に反映されるということでした、、セーフ。

そんなバカ親子ですが、今回の英検申込では息子もきちんと手紙を出し、私は3日前から受験料をスタンバイして、申込できました!(普通のことですが、、)学校で申込を受け付けてくれるのはピンポイントで1日だけなので、
前々日
「明後日だからね」
前日
「明日だからね」
息子「念の為今日から持っていっておく」
当日朝
「無くしてないよね?」
息子 カバンの中をあさり
「あれ、、?あれ、、?、、、あった!」
息子が去った部屋には、代わりに体操着が忘れられていました。

この月はV模擬が返ってきました。前回とほぼ同じ感じで数学45国語51英語65で3科目の偏差値は55でした。

7月は学校見学のオンパレードです。
コロナで人数制限がある中、公立二校、私立一校予約しました。

公立一校目は普通科ではなくちょっと特殊な学校で勉強だけではなく二年生から芸術、工芸、商業等幅広く授業を選択できる学校でした。私だったらこの学校選ぶかもしれない!という魅力的な学校でした。

公立二校目は近所の普通科だったのですが、「どうせ受けないから行かない」と朝ドタキャン。

私立は、以前参加した合同説明会で見つけた
「内申が悪くても受験させてもらえそうな学校」の一つです。部活体験で息子はeスポーツ部に参加し、その間に私は個別相談へ。
本当に内申がボロボロでも受験できるのか再度確認しておきたかったのです。すると偶然合同説明会の時に担当してくださった方が私の担当でした。

「あっ、、、合同説明会でも聞いたのですが、心配だったので確認したいのですが、、、」

回答は同じものでした。
今は3科目の偏差値がまだ基準に足りていないですが、英検準二級に受かれば大丈夫だと思うということでした。選抜コースは偏差値60、特進コースは偏差値50でどちらのコースになるかは当日の試験結果で決まるそうです。ここまで来たらどっちでもいい!偏差値30あるかないかという所からこの学校を受けられる所まで来れたのだから。

「11月の説明会に模試と英検の結果を持って来てください。」

とのこと。承知しました!
塾の先生に伝えると、

「その学校に行くのが息子にとって一番良いと思うよ。偏差値でとるということは、進学に重点を置いているから入ってからも大変だけど、英語だけは高校行ってからも面倒見るから」

本当にありがとうございます。

「先生、この学校は息子には無理だって言ったの覚えてますか?」

と聞くと笑っていました。

「30年講師やってて、こんなに内申がボロボロでここまで偏差値伸びた子は初めてだから少し戸惑っている」

わかります。
私も戸惑いの連続です。

そして、ある日のこと仕事中にまたまた学年主任から電話が、、

「友達とケンカになり、友達が息子の顔を殴って鼻血が出てしまったのでお迎えに来てもらえますか?」

「、、、(令和にケンカで)鼻血?、、、なら(仕事中だし)大丈夫なので、一人で帰らせて下さい。」

「わかりました。では後ほど電話で経緯説明します。」

3人のわんぱくが絡み合っての事だったのですが結果的に今回息子は悪くなかったので、呼び出し無しでむしろ謝罪される側でした。
ワイシャツと上履きは血だらけ!中学校生活もあと少しだけど、そういえば入学してから一度も買い替えていなかったな、、、と気づきこれを機に上履きを購入。血だらけの上履きで学校見学はまずいですよね。
頼むからいい加減もう大人しく過ごしてくれ。余計な絡み合いはしないでくれ。


そして、昨日は極真の先生の命日でお墓参りに行ってきました。早いもので三回忌です。色々ありましたが先生が今の息子を見たら何て言うのかな、、、
絶対に褒めてくれることでしょう。

息子よ最後まで頑張れ!!


つづく

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