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ますます広がる『障がい格差社会』への懸念

障がい者の中に存在する差別

あなたは、『障がい者』と表現されている 障がいと共に生きる人々の中に、『差別』が存在していることをご存知でしょうか?

参院選に出馬し当選したお二人。
重い障がいと共に生きる国会議員の登場に、私は複雑な心境で毎日を過ごしています。
 
障がい者の中でも差別が存在する現状を、ご理解いただけないまま
お二人が訴えている部分だけにスポットが当たり、重度障がい者に対する支援内容だけが、さらに手厚くなる制度の改革が進んでいくことがあるとするならば、

「ちょっと待った!」
という想いです。


そして、昨日の厚生労働大臣の記者発表に、
「ちょっと待った!」
「待った!」「待った!」「待った!」
という想いから

私がこのnoteで、
これから綴ろうとしていた内容とは違うのですが、この記事を綴っています…。

議論するなら、偏った支援の見直しが先!

お二人の今後のご活躍により、障がいと共に生きる方々に対する理解が深まり、少しでも暮らしやすい社会に近づくことができるようにと、期待する当事者の方々をはじめ支援者の方々は多いのではないでしょうか。

そして、障がいと共に生きる方々の就労支援に携わっていた私としても、その想いは大きく、木村議員が訴えていらっしゃる「就労時における介護費用等に関する制度の見直し」についてもよく理解できます。
 
しかし、当選なさってから今日までの様子を、報道から見聞きする限りでは、世間の反応は様々です。

そして、難病と共に生きる私としては、お二人に関する報道を見聞きするたびに、胸がざわつく毎日です。

すでに、お二人のために次々と配慮がなされており、このままだと障がい者の中で存在している差別がますます広がるようで私は恐怖を感じています。

差別と表現していますが、当事者としては、あまりにも「平等ではない」ということが言いたいわけです…

もちろん、障がいの状況や病状により、支援の差がうまれることは当然のことだと理解しています。
 
そして、重度障がいの方々の就労時における介護費用についての見直しも必要なことだという認識ですが、物事には順序があるのではないかと私は思うのです…。

当事者の現状を把握できていない国が決めた制度のおかげで

『障がい者』といわれる方々で、
障がいと共に生きていても、難病と共に生きていても、必要な支援を受けることができない方々がいらっしゃることを、厚生労働大臣はご存知なのでしょうか…。


国が決めた枠に収まらないことで、必要な支援をうけることができず

「生きるか死ぬか…」

その選択を自問自答している
難病・障がいと共に生きている方々もいらっしゃる現実を…。


制度そのものに課題がある現実と向き合うことなく、重度障がいと共に生きていらっしゃる国会議員の言動に、左右されている国の様子を見ていると

偏った理解、認識が広がるばかりか、偏った支援制度が益々広がるのではないかという恐れを感じ、それだけは絶対に避けたいとの思いで綴っています。


【制度を見直すならば根本から】

このことについて、次は綴りたいと思っています。


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