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「祭りの後」は体調管理に留意を|「ちょっと言わせて」

日給月給の労働者には迷惑な話に違いないと思いますが、多くのサラリーマン諸兄にとって待ちに待った「10連休」も過ぎてみれば束の間。
浮かれはしゃいだツケが連休明けの業務に支障を来さないよう、GW前後で仲間の様子に変化はみられないかなど、とりわけ安全衛生担当者には細心の注意で職場全体を見渡していただきたいと思います。

黒々と日焼けした顔で「スポーツ三昧だった」と自慢げなSさん。見た目では分からなくても実は体のどこかにケガなどを負っていたりするかも。
家族サービスに明け暮れ「クタクタ」だと話しているTさん。連休前と比べ頬がげっそり痩せこけていたり顔色が妙だったりはしませんか?

担当者の目にわずかでも「ん?」と映る社員がいるようなら「どうした、大丈夫か?」とまずは「声かけ」を行い、業務によっては普段にも増した注意を促すなど大事に至らせないための必要な行動をとって頂きたいと思います。

休みが明けたのに何の連絡もなく出社してこない社員がいたりしたらまた違った対応が必要ですが、業務を円滑に進めるうえで欠かせない「社員の健康」に配慮した行動を今一度お願いします。

連休前から「インフルエンザの再流行」を危惧する声が上がっていた異例の年でもあります。
特有の「高熱」症状が現れれば本人も「欠勤やむなし」となりますが、下痢や消化器系の腹痛症状が特徴的なB型で、熱はさほどでもないとか。
「このくらいなら」とすでに感染してしまった社員が出社してしまうケースは十分にあり得、怪しいと感じた社員には必ず検査を促してください。
外国人が増えている職場などは持ち込み感染にも注意が要るでしょう。

さて、かく言う私も脇が甘かった。連休最終日に不審な風邪症状に見舞われました。体温は37度5分に満たないものの左脇腹に妙な痛みが…。
「やばい」と思い、連休にもかかわらず開院していた「かかりつけ医」を即受診。
結果は「陰性」でしたが、大してはしゃいで過ごしたGWではなかったのにと、無理が効かない年齢になってきたことを実感した次第です。

安全スタッフ編集長 福本晃士

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