笑っていないといけない人間関係が一番しんどい
ロッシーです。
人の悩みのほとんどは、人間関係だといいます。
私達は、生きるために働かないといけないし、働くとなれば人間関係と無縁ではいられません。
ほとんどの人は組織で働くのが普通ですから、人間関係のしんどさは絶えることがありません。
しんどい人間関係には色々とありますが、意外に気が付きにくいのは、
「笑っていないといけない人間関係」
だと思います。
・空気を壊さないように、仲間が何か言ったら面白くなくても笑う
・上司がくだらないことを言っても、笑顔で丁寧に返す
・お客の無礼なふるまいに対しても常にスマイルで対応
そんなことは皆さんも身に覚えがあるのではないでしょうか。
「笑顔」というのは、「あなたに対して敵意はありませんよ」ということを示すコミュニケーションの手段です。
それは、ヒトだけではなく猿でもします。
でも、そういうことを頻繁に求められる人間関係というのは、実は一番しんどいのではないでしょうか。
無理やり笑顔をつくって、心は疲れている。そんな状態の人は多いように思います。
「笑顔が大切」
「いつでもスマイル」
「人の顔でいちばん素敵なのは笑ったとき」
・・・などなど。
笑顔については、誰もが高評価です。「笑顔=善」です。
もちろん、笑顔を否定するつもりもありませんし、人間関係を円滑にするために、笑顔が必要なのも分かります。
誰だって、不機嫌だったり、しかめっ面の人間と一緒にいたいとは思いませんから。
でも、たとえ円滑な人間関係を維持するために笑顔が必要だとしても、やはり行き過ぎると疲れます。しんどいです。
よく、「スマイルはタダ」と言いますが、本当にそうなのでしょうか。
私は、スマイルだって、それなりのコストがかかると思っています。
自然に浮かぶ笑顔であれば、コストはかかりませんが、嫌々浮かべる笑顔は、コストがかかってるのではないでしょうか。
人間誰でも、自分に嘘をついて作り笑いをすることはできますし、それが必要な場面は結構ありますよね。
でも、やはりそれは不自然な行為なので、無理をしているわけです。
そういうことを続けていると、精神的ダメージを徐々に受けます。
精神だけではなく、当然肉体も同様です。
よく、顔の表情が左右でアンバランスになっている人がいますが、それは無理に笑ってきたことの積み重ねにより、顔の片側に、表情筋が偏ってついてしまったせいです。
(※ちなみに、顔の右側は左脳と関係するため、作り笑いをしやすく、左側に比べて筋肉がつきやすいようです)
なるべくなら自然に笑いたい。
皆そう思っているけれど、つくり笑いをしなきゃいけないことばかり。
そうやって、お互いにつくり笑いをしあっている人間関係って一体何なんだろう?と思います。
それが生きていくうえで必要なのだとしても、可能な限りそういう人間関係からは離れたいものです。
そんなことを思いつつ、仕事では結局つくり笑いをしている私です(笑)。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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