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<無料公開>教員の残業代裁判について考える。

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公立小教員が定年間際に教員のサービス残業の現状を訴えた。次世代に引き継がないように、改善するために立ち上がった事がニュースとなっている。まだ小さいニュースではあるが、今後もっとメディアに取り上げられるべきニュースであると個人的には思っている。
日本の教育は今後の財産となる人材育成を担う重要なポイント。中途半端な改善ではダメである。指導者側に優秀な人材が集まらなければ意味がない。だからこそ労働環境の改善は必要である。正直学校教員のブラック労働、サービス残業は酷すぎる。教育業界全体の話になるが、子どもを人質に逃げられないだろう、責任がある仕事だろう、好きな仕事だろうという部分に甘えてしまっている事が長年当たり前に続いてしまっている原因だろう。
やらない人が増えれば流れは間違いなく変わる。法的に正式におかしい事を証明するしかない。だからこそ全国各地で同様の訴えを起こすしか方法はないのかもしれない。本気で変えるには法的対抗策しかないんだよ。小中学校教員の勤務時間は単純計算してもおかしい。特に小学校であればほぼ担任の先生が授業をおこない、休憩という時間も給食や見守る対応となるので極論1人で休む時間すらないのが現状。中学校であれば確かに教科ごとであるので授業がない時間が存在するかもしれないが、その間に雑務をこなして放課後は部活動指導になる。
若い世代は大学卒業後に社会人経験無く、教員としてそんな劣悪な労働環境が当たり前として洗脳される。この洗脳に成功している人しか残ってないんだろうね。そして、耐えられない人が精神的に病んだりして離脱していく、見捨てられてるんだよね。働き方指針として月45時間以内の残業を目指すとの話は出ているが、罰則はないとのこと。それでは意味がない。残業という概念すら教員に設けていなかった事がそもそも問題。そして、残業が問題になるなら正式に残業という概念を無くす仕組みを導入しようとしているのが現状なんだよね。変形労働時間制が導入されれば本当に教員の労働環境はお終いだと個人的には思うよ。この仕組みであれば労働時間を自由自在だもんね。結局、労働者なんて社会のコマでしかないんだよね。
サービス残業ありきの勤務体制、労働環境になってるのが問題。出勤時間を遅らせるって小中学校では非現実的過ぎる。担任が朝いないクラスはどうなるのか?その人員はどう埋めるのか?遅刻をするなと注意している教員が朝いないで途中から来るとなったら説得力は一切ない。部活動の外部委託をしたから早く帰る事が出来るのか?といったらそうではない。1人当たりの仕事量が多すぎるのが問題であるわけだからもっと人員を増やして分業体制を整えるしかないんだよ。

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