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ラグビーフットボール

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記事一覧

へんてこりんなスポーツ

へんてこりんなスポーツ

おはようございます。ラグビーって、へんてこりんなスポーツですよね?だって、後ろにパスしながら、前進するスポーツですから。アメリカンフットボールみたいに、前進するのが目的なら、前に投げればいいのに。これ、合理的。ラグビー、へんてこりん。

そんな風に思います。ボール持って前進してくる敵を、防御側は掴んで倒して良い?街中でやったらお巡りさん飛んできますよ。でも、フィールドの中なら、OK。試合が終われば

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パスは後方へ

パスは後方へ

こんにちは。へんてこりんなスポーツ、ラグビーについて。象徴的なのは、これですよね。

ボールを前に投げると、反則。なぜでしょうか。

昔、ラグビーは年に一度のお祭りに行われるお楽しみだったようです。だから、あまりはやく勝負がついてしまうと、皆のお楽しみがはやくおわってしまう。点数が入りにくいように、入りにくいように、考えられたようです。へんてこりん。

晴雨不論

晴雨不論

おはようございます。京都府ラグビーフットボール協会主催の京都ラグビー祭のチケットには、「雨天順延」や「雨天中止」ではなく、「晴雨不論」とかいてあります。

ラグビーは雨が降っていても、やります。他にもサッカーや陸上競技、ゴルフなど、イギリス生まれのスポーツは、雨でもやります。近年は、余程グラウンドコンディションが悪い場合には、延期もありますが、大概は、やります。なんで?

ラグビーは本来同じぐらい

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異議を、唱えない

異議を、唱えない

こんにちは。私は高校からラグビーを始めました。不思議なのが、けんかまがいの取っ組み合いスポーツなのに、「ピッ」と笛が鳴ると、いかつい男達はさっと離れてスクラムの準備をします。レフリーは絶対、なのです。

ラグビーでは、レフリーの判定に異議を唱える事はできません。他のスポーツは、結構、審判に文句言いますよね。ラグビーは、レフリーは絶対、なのです。たとえ、レフリーの判断が間違っていても、異議は唱えませ

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フェアプレーの精神

フェアプレーの精神

こんにちは。スポーツでも、社会でも、フェアな振る舞いは大切ですね。ラグビーは、特に「フェアにプレーすること」が大切です。ルールを守る。ズルい事をしない。指導者から口酸っぱく言われる事です。

ま、ラグビーは、「ルールのあるケンカ」みたいなものですから、30人のプレーヤーが、まず、各々ルールを守ってプレーする事を基本としなければ、試合が成り立たないと思われます。更に、レフリーは一人。実際一人のレフリ

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自己犠牲の精神

自己犠牲の精神

おはようございます。私は今までに、ラグビーが持つ4つの精神について学んできました。そのうちの一つが「自己犠牲の精神」です。

ルールのあるケンカ的スポーツのラグビー。ポジションは大きく二つに分かれます。フォワードとバックス。フォワードは、スクラム組むし、ボールの取り合いで、組んず解れつ、倒れて下敷きになるし。痛いのです。一方バックスは華麗にパスプレーで走り回り、トライ!と華やか。

でも、みんなチ

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ノーサイドの精神

ノーサイドの精神

こんにちは。ラグビーでは、「試合終了」は「ノーサイド」といいます。最近知ったのですが、ノーサイドを使うのは日本だけらしいですね。

タイムアップやフルタイムではなく、ノーサイド。ラグビーは陣取りゲームと言われますが、試合ではお互いの陣地(サイド)に分かれて戦ったが、試合が終われば、サイドがなくなり、共に試合をした仲間だ、という意味で、ノーサイド。

ルールのあるケンカ的スポーツ、ラグビーは、試合が

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アマチュアの精神

アマチュアの精神

こんにちは。ラグビー精神、4つ目は、アマチュアの精神です。実はこの考え方は無くなりました。アマチュアの砦、ラグビーもプロを解禁しました。

かつて、ラグビーはアマチュアだけでした。プレーヤーは仕事を持ちながら、ラグビーを楽しんでました。代表クラスの人はひとたび代表に選ばれて、遠征に参加するとなると、長い間仕事を休む必要がありました。ただ、代表に選ばれる誇り方が重要であり、なんとか都合をつけて、参加

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ノーサイドの精神とは

ノーサイドの精神とは

こんばんは。4つのラグビー精神についてかきましたが、ノーサイドの精神について、もう少し詳しく書きます。

ノーサイドの精神とは、試合中は敵、味方と分かれて戦うが、試合が終われば、敵味方なく、みな、ラグビーを通じた友達である、という考え方です。

勝ち負けがあるスポーツで、試合が終われば、どちらかが勝ち、一方は負けと、こうなります。その直後は、普通、お互いは気まずいですよね。特に、ルールのあるケンカ

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ラグビーはサッカーから生まれた?

ラグビーはサッカーから生まれた?

ラグビーはサッカーから生まれたのでしょうか。この問いに、「はい」と答える人が多いと思います。ラグビーをしている人でさえ、8割が「はい」と答えると言われています。本当にそうでしょうか。

この件については、第7回日本ラグビー学会で、高木應光先生が詳しく述べておられます。一方、日本ラグビー協会のホームページ、『用語集』「エリス」の項には、「ラグビー校で行われていたサッカーの“ BIG SIDE GAM

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ラグビーの発祥

ラグビーの発祥

ラグビーはサッカーから生まれたのではない、と書きましたが、ちょっと、プラスします。
 「ラグビー校でサッカーをしていた時、エリス少年がボールを持って走ったのが起源…」と常識のように言われますが、大きな間違いです。「サッカー」という語は、1891年に初登場する言葉です*。従って、1823年当時には「サッカー」と言う言葉は存在しないのです。当時のフットボールは、飛んできたボールを手で捕って数歩走って蹴

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ラグビー、って

ラグビー、って

さて、クイズです。

「ラグビー」という言葉のもともとの意味は、何だったでしょう?

 ① 人の名前
 ② 町の名前
 ③ ラフ、グループ、ビーイング、の頭文字
 ④ 分からない、知らない

答えは、②町の名前 です。
ラグビーという町は、英国ロンドンからビートルズの故郷リバプールの方角
(北西)へ約120kmの所にあります。この町に1567年ローレンス・シェリフ*が、学校を創立しました。いつしか

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学校の部活が始まったのは、どこの国?

こんにちは。また、クイズです。

学校での「クラブ・部活」が始まったのは、どこの国からでしょう?
 ① アメリカ
 ② イギリス
 ③ ドイツ
 ④ 分からない、知らない

最近学校の部活動について、いろいろと言われますね。特に新型コロナウイルスの感染拡大については、クラスターが発生したり、なかなか難しいところです。

欧州などでは、学生のスポーツは地域の「クラブ」が担っていると聞きます。もちろん

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prevent

prevent

おはようございます。若かった頃、ラグビーの審判をしていました。今のラグビーのテレビ中継では、審判の音声がよく聞こえます。でも、昔は、審判は喋ってはいけない、と言われました。

笛だけで、淡々と試合を進める審判が良い、との事でした。選手は審判の判定に対して異議を唱える事もありませんので、喋る必要がない、という事。喋る事で、どちらかのチームに有利に働いても良くないという事だったと思います。

しかし、

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