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歩くということ

皆さん、こんにちは。

3月下旬になり、少し暖かくなってきました。先週は4月下旬並みの暖かさだった日もあり、梅の花を見るともうすぐ春が来るのを実感します。

私が20代になって、ランニングを始めたのはダイエットのためです。小さい頃から運動が苦手でとにかく嫌いでクラスでも一番遅かったです。そんな私ですので、急に運動を始めてもすぐ辞めてしまうかもしれないと思い、某有名スポーツメーカーで少し高めのスニーカーを買い、この靴が駄目になるまでは絶対続けると決めたのです。そして、暑い日も寒い日もそのスニーカーを履いて、ランニング(最近はほとんど歩いてしまっているのでウォーキングです)をし始めて、もう数年経ちました。

結果として、ダイエットになったかと言われれば、あまり効果は実感出来ていません。あえて言えば、極端に太ったりはしていないというところでしょうか。それでも今も続いているのは、歩くことによって、頭の中を整理出来る一人の時間が出来たことと季節が変わりゆくことを感じられるからだと思います。

それまでは何かあると家に籠りがちだった私は、一人でゴロゴロとベッドの中で考えていることが多く、外に出ることが億劫でした。それが、時間のある時に運動がてら出てみることで、季節が変わり行くのを感じ、頭の中でグルグルと廻っている仕事や家のことなどのストレスやマイナスな思考がちょっとスッキリし「まぁ、何とかなるか。大丈夫。」と思えるようになりました。逆に楽しかったことがあった日には、大袈裟な言い方ですが、歩きながら見かける何もかもが新鮮で全てが愛しく感じられる時もあります。
日常では気にも留めないようなことにも気付きますし、春には桜を、夏には蝉の声を、秋には紅葉を、冬には寒さでかじかむ手を、見たり感じたりすることで、私ってなんでか生きてるんだな、こういう事を感じられるって幸せな事なんだな、と思うようになりました。ずっと嫌いだった雨も「今日は雨か、悪くないな。」とさえ思います。誰かと歩く訳ではなく、自分だけで歩くというのは、一人の時間を持ちたい時にぴったりです。

少しの運動をするだけでこうもマインドが変わるものなんだと驚きました。激しすぎす、適度な運動は良いと言われているのが分かります。
改めて運動の時間を取るのは、忙しいのできっと大変でしょう。仕事帰りの駅から家まででも、休みの日にスーパーに行く時でも、ちょっと自分と歩くだけ。きっといつもより少し心が軽くなって、リフレッシュするはずです。

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