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ゆらゆらゆらり

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自分に満たしたい言葉を、自分のために書いています。
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#詩

ゆらゆらゆらりってバイブレーション
視覚的にはグラデーション
常に動いている 波がある 
カオスでありながら調和してる

次のゲルへ向かう

次のゲルへ向かう

約6年住み着いた世田谷区から出る
次の住処は佐賀県鳥栖市
まだ人生で住んだことがない町

鳥栖市のイメージと言ったら
複雑なジャンクションとアウトレットとサガン鳥栖
佐賀でありながら福岡に囲まれた不思議な土地
そんな人口7.2万人の地方都市にワクワクしている

思えばうちは転勤族だったから引っ越しは慣れっ子だった
両親は佐賀県生まれで
ぼくが生まれた時に住んでいたのは福岡
そこから熊本に住んで

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ゆらゆらゆらり

ゆらゆらゆらり

ゆらゆらゆらり

ぼくらは止まっていられない
常に世界は動いているし、蠢いている
動きながらバランスが保たれてゆく
だから動き続ける
動的平衡ってやつじゃないか?

止まっていると調和が保たれない
止まっているとじぶんが霧散していく
じいちゃんはガンの術後の痛みを忘れるために
働き続けてると言ってた

じいちゃんは手仕事をしている時だけは
本来のじぶんでいられたのかも知れない
それはじいちゃんしか

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じいちゃんが亡くなった。悲しいけど、不幸せじゃない。

じいちゃんが亡くなった。悲しいけど、不幸せじゃない。

おれが物心ついてから亡くなった人の中でいちばん身近な人だったじいちゃんは、3人の子どもと9人の孫と20人のひ孫に愛されていた

誰よりもずっと穏やかでひたすらに優しい人だった

農工具・左官工具をつくる職人で、14頭の乳牛を飼ったのち、牛舎を縫製工場にし、同時にお米を作っていた。器用で探究心の強い百姓の中の百姓だった。

おれが20歳を超えた頃、会うたびにおれらはハグして挨拶した。なかなか会えない

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