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人を信じられなくなっていた、4年前の僕へ。

7年前の今日。地元の鳥取で「BookCafeホンバコ」というカフェをオープンした。24歳のときだった。

約3年間のお祭りのような営業を終え、閉店したのが2018年3月のこと。もう4年も経ったらしい。

閉店に際して、たくさんの人が悲しい気持ちを共有してくれたり、激励の言葉を贈ってくれた。常連だった女子高校生が、最後の来店時にこっそり感謝の手紙を置いてくれたりもした。(感動して涙したのは内緒の話)

だけどその一方で、閉店を発表してから手のひらを返したように離れていく人もいた。「あいつは終わった」「元からダメだと思ってた」と影でディスってる話を漏れ伝わってきた。

もちろんそれが悪いとは言わない。

担いだ神輿が終わるなら、次の神輿を探しに行くのは当たり前だし、文句のひとつも言いたくなるのが人間だ。当時も、頭ではそう理解していた。

でも、心は追い付いていなかった。

2018年の5月は、人生史上もっとも病んでいたと思う。

人を信じられなくなり、人と会うことが怖くなっていた。カフェで毎日誰かしらが会いに来てくれている状況から、在宅で仕事をするようになったことで人と会うハードルが上がってしまったこともあり、余計に人と会えないまま闇に堕ちていく、負のスパイラルに陥っていた。

用事がなければ立ち寄ることすらない実家に泊まりに行ったりもした。(ちなみに、そのとき以来、実家には一切立ち入ってませんw)


そんなとき、なにか現状を変えなければ自分の精神状態がヤバい、と感じて思い付きで決めたのが「沖縄旅行」でした。

あの頃はまだ「リモートワーク」や「ワーケーション」という言葉も浸透しておらず、ぎりぎり「ノマド」という言葉だけが存在していた時代です。

そんなノマドワークに憧れて【沖縄】に渡航。ブロガーとして「場所」にも「時間」にも縛られないノマド生活を初めて疑似体験しました。

そして、そこから僕の人生の方向性は大きく変わり始めたと言っても過言ではありません。




あれから7年。僕はいま仕事をしながら東南アジア放浪しており、現在はタイのバンコクでこの記事を書いています。

当時の僕が憧れていた生活に限りなく近づいてきました

当たり前ですが全てが順風満帆だったわけではありません。売上が伸びずに苦しんだ時期の方が長かったし、試行錯誤しながら今も毎日足掻いてる。

それでも、4年前のあのときに自分から現状を変えてみようと思い立って良かったな、と心の底から思います。

そして、熱海をはじめ、全国各地、いや世界中に僕のことを応援してくれて仲良くしてくれる人がたくさんできた。もちろん鳥取で今も仲良くしてくれる方はたくさんいる。


カフェ事業を失敗しても順風満帆じゃなくても、人は何度でも再挑戦できる。どれだけ人に手のひら返しされても、自分を信じてくれる人はたくさんいる。いつだって人生は自分自身の意思で切り拓いていける。

だから、自分の感覚を信じて進み続けろ。お前ならできる。


人を信じられなくなっていた、4年前の僕へ。
4年後の僕から、そんな言葉を贈りたい。






5月23日は毎年色々思い出してしまいます。
ポエム調になってしまったのはお許しください。(笑)

では、また!

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