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創造して生産するより消費を拡大するバンザイ日本

さっくり2分で理解できる記事となっています。

なぜ、我々の給料は上がらず、給料が上がらないから物価を上げられず、諸外国から爆買い・消費のために訪問する国になってしまったのか?

多くの人から聞かれるから、今日の朝の一幕からそれに応えてみたい

リムジンバスを使って、もう15年になる。コロナ禍のインパクトが嘘のように人が溢れている。

で、閑散としていた時期にもコツコツ、出張のたびに羽田行きのバスを使い経営破綻しない状態に貢献してきた。

羽田に向かうバスには一人だったこともある。そりゃ成田行きなどバスを止めるしかないよね。でもライフラインを止めない各社の法人企業の意地、と使い続けることで、バス、飛行機、ホテルが死なないようにという気持ちで経済を回してきた人間、そういうお互いの心持ちで切り抜けたと思っている。

そういう意味で、リムジンバスには感謝もしているし、敬意もある。

でも、そういう支えていた人材(ホテルで言えば上客ね。)を無視して、ディズニーバスが大盛り上がりだ。(ディズニーに敵意はないです。そして、ワクワクして乗り込む家族や若い子達には本当に楽しんでもらいたい)

コロナ前、コロナ中の状況を知らない、知ったこっちゃない、とっっっても残念なバス発着の誘導をしいてる新米社員が笑顔で

「今日もディズニー行き、盛況です!2号車も前のバスと同じ人数乗ってますよ!」と顧客にはいっさい向けたことのない迎合の笑顔を、運転手に向けてハニカみながら話しかける。
運転手になりたくて、なれなかったんだろうね。

いや、、、、、、、

ディズニー増便しとるやけ!2号車!おかわりバス!
運転手足りないって説明はどうするんでしたっけ?リムジンバスさん!!!

「成田行きはいつ再開するでしたっけ?」
「いやーー、かなり要望は多くて私も何人にも聞かれていますし、問い合わせも多いみたいなんですけどね。。。なにせ、人手不足だということで。」

という会話をもう10回以上している。

日本の停滞の正体は、一時が万事、これです。

これ、とは、以下ね。

創造して生産をしようとしている人材を蔑ろにして、消費をする人間に迎合し、それに合わせて仕組みもルールも優先順位も、表層的に決めってっから、創造性や生産性が上がらず、結果、給料があがらんのやろうがい!!!!

つまり、

もどってきた、遊んで「消費するだけ」のディズニー顧客
 >>>>>>> しかたなしにバス動かしてやってる国内・海外へ行く生産人材    >>>>>>>> 今、成田から海外行くって相当、貴重なおそらく生産性の高い人材

っていう構図。もどってきた消費を見た途端に、生産してた側をちょっと面倒で邪魔とすら思える対応でお出迎えいただけます。

ウェルビーイングを求めるなら、消費で思考停止してないで、きっちり生産して創造して、それを国内、海外で提供して富を得てからにしよう。息抜きも娯楽も必要だけどね。生産が停滞したまま、消費を3倍にしたって、グローバルで生産する人間が潤い、税金が強化されるだけで我々の給料は上がんないよ。

20年、いやバブルの頃からこれ(消費対応)しか考えなくなったんでしょ?そろそろ、そういう頭の枠組みしか持ってない今の意思決定のトップのエゴとプライドと欲から解放されて、生産性を上げて富を獲得し、維持する以上に成長するための創造を行う仕組み を作れる人、そういう人を育てられる異能者に意思決定を任せた方がいいですよ。

この国に、それができるのかどうかわからんけど。このまま行くので、きっとあと10年はこの停滞と衰退が継続して悪くなっていきます。

一通り衰退しきって、やっと今から10年後から、復興が始まる気がする。その頃には「かつて元気だったアジアの低成長国、ニッポン」からのスタート。

まぁ、noteにこんなこと叫んで社会インパクトは微々としか出せない自分も情けないですけどね。

バスの状況から見る、ニッポンの構造、を説いてみました。



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