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読書感想文 『スピン/spin 第5号』

【スピン/spin 第5号】

3ヶ月に一度の刊行も2年目に突入

遂に、中村文則さんの連載がスタート
『彼の左手は蛇』
タイトルもそうだが、第一回から実に不穏なお話。

まだどの連載も完結してないから何とも言えないのだけれども、このスピン、なかなかに生々しく、ちょっと怖くてゾクゾクとする作品多めかも。。

堂場瞬一さんの連作第五回『連鎖反応』もその一つ。
最近では頻繁に耳にする煽り運転の描写。
小説と分かっていてもハラハラせずにはいられない。



三島邦弘さんのエッセイ『出版界の光と闇』

出版業界にいながら、出版業界の売上高ピークが業界全体ではなく、取次ルート経由であったことを知り茫然としたことを綴っている。ユーモアを感じもするし、灯台下暗しではないが自分の働いたり好きな業界を自分はどれだけ知ったつもりでいるのだろうかとたった2ページのエッセイで気付かされる。


[本の話]第五回
パンチバック、どんな小説だろうと気になっていたが、俄然読みたくなってしまった。
ハンチバックより、
紙の本を憎んでいた。〜
という、文があるそう。
それだけ紙の本には魅力があるということであると思うし、読書ができることは貴重なことなんだと思う。
有り難く紙の本をこれからも読み続けていきたい。
そして、ハンチバックも紙の本で読んでみたい。


まだまだ掲載はあるが、毎度のことで内容が豪華すぎて感想にキリがない。




今回も最後は使用されている紙について

[表紙の紙]ルーパス
ゾディアックシリーズというらしいのだが、このシリーズ星座の名が付くことが多く、ルーパスは狼座に由来するそう。

[目次の紙]わたがみ 白
「白」は在庫限り
和紙のような手触り。真っ白でないところと厚みがとても好み。

[本文の紙]OKアドニスラフW
安定感。文字も挿絵も良く映える紙だと思う。薄すぎず厚すぎず捲りやすいのも○。



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