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感受性・好奇心がなぜ失われるのか?⑤

今までから何度も言いますように、「疑問を持つこと」が「好奇心の始まり」です。長年生きていますと、すでに見た物ばかりに囲まれて新しい物なんてあまりありません。だから疑問に思うことすらなくなるのでしょう。では、スマホはいかがですか?

スマホを使いこなせないのは、機械音痴ではない


「スマートフォン」を使いこなせていますか? 受け入れられない人、結構いますよね。それは「機械音痴だから」と言い訳する人が多いですが、絶対違うと断言できます。新しいモノを受け入れる感受性が薄れているからです。現に小さな子供でも平気で触っているじゃないですか!

感受性が薄いということは好奇心が薄く、興味が持ちにくい感情にあるということです。

危険です!

その先に待っているのは、もうお分かりですよね。

認知症です!

認知症は20年かけて発症すると言われています。しかしこうやって考えてきますと、20年どころか、成人になった頃からすでにそちらの方向に向かっている人は向かっているのかもしれません。

スマホを使えば便利なことは明らかです。ひとつでも「これは便利だ!」という発見があれば、他に何ができるだろうと、もう少し知りたくなるのが好奇心です。しかし苦手な人には、「!」という発見した時に生まれる感情がないのでしょう。だからもう一歩突っ込むことができません。邪魔くさいもんね。

「邪魔くさくなる」というのも、認知症の敵です。一つ知ったらもう少し知りたくなってほしいものです。それが興味であり、好奇心の発展だと思います。


覚えようとすることが、そもそも間違っている


大人はとにかく「覚えよう」とします。それが大きな間違いです。大事なのは「感じること」です。

私はMACのイラストレータというソフトは最初だけ教わって、あとはいろいろ触ってほぼ独学で使いこなせるようになりました。しかし同時期にイラストレータを買った人は、取扱説明書を前から順に読んで勉強している人がいて驚いたことがあります。「何も知らないから、最初から勉強を始めてる」と言われました。「小説じゃないんだから」と思ったのをよく覚えています。しばらくしてその人は、使うことができず挫折されました。

お分かりでしょうか? デジタル商品に限らず、とにかく触って感覚で習得するのが一番です。大事だと思たところだけメモして残すだけで十分だと思います。覚えようとする気持ちが、物事を余計に難しくさせていると私は思います。

失敗したくないから、始めないのが大人の悪いところ


「卓球しませんか?」と声をかけると「運動音痴だから」と断られます。「水泳しましょうよ」と声かけると「こんな体を人様にさらしたくないわ」と断られます。

大人はとにかく失敗を怖がり、失敗を見られることを嫌がる動物です。だから新しいことを始めることができないし、好奇心を失っていきます。これはもう医学的とか関係なく、体験でハッキリしています。

さあ、どうしますか?

つづく・・・次回へもう少し書き続けます。


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