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年をとっても衰えない「知識力」60代以上でピークを迎える「結晶性知能」とは?

知能には「流動性知能」と「結晶性知能」という分類があるのですが、後者に関しては、高齢になっても衰えない、むしろ成熟するというデータがあるそうです。

聞いたことのない言葉が出てきました。

「流動性知能」
新しい環境にすばやく適応するために、情報を処理し、操作する能力で、暗記力、計算力、直感力などにあたります。これはデータによって若干異なる場合がありますが、20歳が頂点で、その後だんだんと落ちていき、40代以降になると急速に下降するという報告があります。

「結晶性知能」
人生における経験や学習などから獲得していく能力で、言語能力、理解力、洞察力、社会適応力などにあたります。こちらは年をとるにしたがいむしろ上昇し、60代ごろにピークを迎えます。

「50の手習い」という言葉がありますが、昔の人は結晶性知能のことが分かっていたのかもしれませんよね。50歳くらいから何かを習い始めると、60歳ではそれなりにこなせるようになっていることでしょう。「もう若くないから」なんて言葉は言ってはいけないのです。

すべてにおいて個人差があることを考えると、70歳から何かを始める人でも80歳くらいにそのピークを迎えるなんてこともあり得ます。諦めない精神は、何歳になっても必要だということです。


「知識力」は70歳からでも伸び続ける


知識力は、70歳を過ぎるまでぐんぐん上昇していきます。その後、ゆるやかに低下していきますが、90歳になっても40歳より高いという結果が出ました。

一方、情報処理のスピードのような能力は、50代まで向上しますが、その後は急激に低下していきます。 複数の研究から、若いときの頭のよさと、年をとってからの頭のよさは違うということがわかってきたと思います。

これを信じるならば、死ぬまで絶対あきらめてはいけません。もしかしたら、あなたの人生のピークはまだこれからかもしれないということです。

年を取ると、認知症になる人が多いです。それは病気ではなく、老化だという話もあります。その反面、知能が向上していく人もいるわけです。その差は何なのでしょう?

90歳でも若々しい人を見ていると、活力を感じます。よく笑い、よく喋り、良く動きます。それは元気だからできると考えがちですが、実はその逆です。元気なのは、結果論なのです。まずは歩きましょう。そして人と交流することです。

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