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関節は動かさなければ、動かなくなっていく。

日常生活の中で「固まった」と感じることありますよね。長時間同じ姿勢で作業していると体は固まります。一番感じやすいのが「肩こり」です。しかしそれだけではなく、もっと様々な箇所が固まることにお気付きでしょうか?

五十肩(四十肩も同じ)になったことはありませんか?


肩が動きにくくなったり、痛みによって腕が挙げられなくなった時、病院で診察しなくても自分が五十肩だと言う人がよくいます。それは「肩のサビつきです」と言ったら、皆さん驚かれます。

体がサビつくのは本当です。


「サビつく」というのは、文字通り「錆が付く」という意味ではありません。金属などに錆が付くとギシギシと音が鳴ったり、動きにくくなります。それは、日ごろ動かしていないことによるのが原因です。

体も同じように、動かしていない関節がサビついたように動きにくくなるものなんです。四十肩、五十肩というのは、おおむねそのような感じに似ています。日ごろ肩関節を動かしていないことから、関節そのものが動きにくくなってサビついたようになってしまうわけです。

肩関節というのは、体の中で一番大きく動く関節なんです。ご存知でしたか? ほぼ360度回るのは肩関節だけです。では「日ごろ、そのくらい肩を回していますか?」と聞かれると、ほとんどの人が回すことはないでしょう。

本来動く範囲を動かしていれば問題ないのに、動かさない日々が続くと、可動域が狭くなっていきます。

動かない日が続くと、可動域が狭くなる


「関節の可動域が狭い、広い」という言葉を聞かれたことがあると思います。肩関節はほぼ360度動く関節なのに、日常では90度も動かしていない人がいます。

関節は使わなければ、可動域が狭くなっていきます。日常的に90度しか動かしていない生活が続けば、90度以上の関節が動かなくなっていきます。それがもし60度しか動かしていないとしたらいかがでしょう? 考えただけでも怖くなりませんか?

機械などは、長い間動かさないまま放置すると、サビついて動かなくなることがあります。人間の体だって同じです。動かさない関節はどんどん動かなくなって固まっていきます。

ある日突然痛みが起こるけど、本当は突然ではない。


肩関節も同じようなことが起こっています。ある時、腕を動かそうとしたら、突然痛みが出て、それ以来痛みが取れず、肩が挙がらなくなってしまいます。しかしそれはある日突然起こったのではなく、長い間かけて動かさなかった行く末です。何かの病気とかではなく、自分の怠慢が引き起こしただけに過ぎません。

痛みがあるうちは動かさないことでしょう。そのうち痛みが無くなったら、治ったと勘違いします。痛みが無くなった頃には、肩関節の可動域はさらに狭くなっているはずです。痛みさえなければ大丈夫という判断が、その先大変なことになっていきます。

関節は動かさなければ、動かなくなっていくのは当たり前です。


多くの人は気付かないうちに肩関節の可動域が狭くなっています。日常的に関節はどんどん動かすよう心がけましょう。運動が大事ということで歩く人もいますが、肩関節も気にかけてくださいね。


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