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高齢者は認知症予防の観点から「脳トレーニング=脳トレ」と称して、いろんなことをしています。脳トレは、テレビ等でも紹介され、デイサービスでも実施しています。

ところが、この脳トレが無意味だなんて、どういうことでしょう?

医学も科学も、ちょいちょいこんなことがありますよね。私が子供の頃は「運動している時は水を飲むな」と言われたものです。それが今や、まったく逆になりました。脳トレもその時代が来たようです。

近年、脳の老化を防ぐべく、「脳トレ」と呼ばれるトレーニングメソッドがシニアの間でブームになっているようですが、残念ながら「脳トレ」は認知症予防という観点からはほとんど意味がないということが、最新の脳科学の研究で明らかになっています。

こう言われているのは、脳科学者の茂木健一郎氏です。カナダ・ウェスタン大学の研究チームの最新研究では、脳トレゲームが記憶や言語能力などをどのくらい向上させているかを調査したところ、それらの能力は脳トレゲームをしない人と変わらないことが判明したといいます。

クロスワードや数独といったパズルを解いても知力低下は避けられないかもしれないと、イギリス発の最新研究が示唆しています。つまり、与えられた課題のトレーニングにはなっても、脳全体のトレーニングにはまったくなっていないことが確認されたというわけです。たしかに、脳トレが認知症を予防すると証明している研究を私は知りませんので、断言しておきましょう。

驚きの研究です! あんなに紹介されてきたクロスワードや数独が認知症予防には役立ってないだなんて、信じられますか? 

認知症は誰もがなりたくないはずです。脳トレが認知症予防に意味がないとなれば、何が良いのでしょうか?

脳の若さを保つ秘訣は、脳の前頭葉を活性化して「ドーパミン」をたくさん出すことです。ドーパミンとは脳内の神経伝達物質で、うれしいことや楽しいことがあると分泌されることから、「脳内報酬」とも呼ばれ、さらにはやる気や幸福感を高めたり、ポジティブになるなどの効用もあります。

やっぱり、ドーパミンです!

楽しいこと、ウキウキすること、ドキドキすること、ワクワクすること、そういう遊びを続けていれば、ドーパミンがドパーっと出て、脳が活性化するんです。だからいっぱい遊びましょう!

あなたはいま、何に夢中ですか?
最近、何に感動しましたか?
大声で笑いましたか?

若さを保つための秘訣は、ある意味とても単純だと思います。子供の心に返ればいいだけなんです。そのためには、子供をよく観察してみてください。些細なことに驚き、単純なものにこだわり、大人では見えていない物に目がいきます。

一言で言うと、純粋ですよね。年齢に関係なく、純粋な心を持つようにしましょう。それが認知症予防になって、人生を豊かにしてくれるはずです。

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