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長渕剛、理想の最期を語る「皆にありがとうなんて言いたくない。天に向かって“ざまぁみろ!”って」

「最期、どうやって朽ち果てたいと思われていますか?」
こんな質問をされると、あなたは何と答えるでしょうか?

この質問に対して、潔い回答が出せる人は少ないかもしれませんね。なんとなくのイメージですが、気持ち良い答え方のできる人は、人生をしっかり生き抜いてきた人ではないかと思います。

「自分の人生をこうやって生き抜いてきたんだ」と自信を持って言い切れる人は、自分の最期のことまで考えているような気がします。長渕剛さんが「ざまぁみろ!」って答えるのは、長渕さんらしさを感じます。納得できる言葉だと腑に落ちました。

「芸能人だし、それなりに結果を出してきた人だから、そんなことが言えるんでしょう?」って思われる人もおそらくあるでしょう。それは外から見た人物像です。本当の長渕さんのことを知らないで言うのはちょっと違う気がします。どんな有名人だって、苦しい時、止めたい時があったはずです。有名人だって、自殺する人がいるわけですから、私たちと何ら変わりない、同じ人間です。

天に向かって“ざまぁみろ!”って言って死にたい。


最期は「ありがとう」と言いたいと思うのが、普通ではないかと思います。普通なんて言葉を使って決めつけるのはよくありませんが、そうでなければ「もっと生きたかった」「悔しい」という感情でしょうか。いずれにしても「ざまぁみろ」という感情はなかなか出ないように思います。

人間の心は簡単に壊れます。


私は昔、音楽関係の仕事をしていた頃、X JAPANのTOSHIさんにインタビューしたことがあります。宗教問題でバッシングされた後のことでした。「これ、記事にはしないでくださいね」と言われ、赤裸々に胸の内を話してくれました。ヒット曲を生み出したアーティストだからこそ、生き続けるのが苦しいと言われました。大きなプレッシャーーです。そのプレッシャーを私たちファンが与えてしまうわけです。もっと良い曲を、もっと売れる曲を創ってくれと。

私たち一般人が生きていく中でのプレッシャーなんて、比べ物にならないことでしょう。しかし同じ心を持った人間です。心は簡単に壊れます。TOSHIさんと話をさせていただいたことがきっかけで、私はとても勉強になりました。

他人と同じ生き方はできません。ましてや長渕さんと同じなんて絶対無理です。しかし有名人の生き様や考え方を私たちは知ることができます。苦しんでいる気持ちに寄り添ってくれるヒントがきっとあります。真似ることはできます。そんな人を見つけることで、自分の人生がもっと輝くと、私は信じています。


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