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転んでもタダでは起きない

みなさんは災難が起きたあと、どうしますか?

財布を失くしてしまったとき、
階段で転んでしまったとき、
恋人の浮気が発覚したとき・・・

確かに悲しいことが起きるとショックですが、
そのマイナスの取り返し方を考えることってすごく大事なんじゃないかと。
これを見て学びました。

スコットランドのグラスゴー美術学校。

1845年から続く歴史ある美術学校だそうです。

その貴重な美しい校舎が、2014年に火災が起こり燃えてしまい、
関係者は悲しみに暮れたそうです。

しかし、それだけでは終わらなかった。

燃え残った炭を、アートの材料としてアーティストに送りつけ
作品に昇華して寄贈してもらったそうです。

そしてさらにそのアート作品をアートオークションにかけ、
売り上げを復興費用に宛てました。

見事に灰になってしまった校舎を現金化してしまいました。

関われた人も、歴史ある学校だからこそ協力できて嬉しいだろうし、
購入者は寄付した事実だけでなく貴重な作品が手元に残る。

転んだ時の素晴らしい起き上がり方だなと思いました。

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ASH TO ART / Glasgow School of Art(2017)

【クライアント】
Glasgow School of Art / スコットランドの美術学校

【参考URL】
https://youtu.be/eDpWPAn0r_Y

【想定オリエン / 目的】
火災事故から再興を果たせるような施策

【想定ターゲット】
アートを愛する人々

【考え方】
残ったゴミを財産にする

【想定コアアイデア】
学校の燃えかすをアートに変える

【エグゼキューション】
火事で焼け残って炭になった材木を著名なアーティストに送り、
それを使ってアート作品を作ってくれと依頼する。
完成したものをチャリティーオークションにかけ、
得られたお金を再建費用に充てる。

【所感】
悲しい事故を悲劇で終わらせるのではなく、
アートに昇華することで前向きな流れを生んだところが面白い。
燃えた建造物が偉大なものであったからこそ成立しているのではないか。




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