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みたい景色があるのだ。

こんばんは。
Happy Care Life株式会社代表の中林です。
またまたかなり久しぶりのnote記事。

とりあえず何のネタもないままパソコンの前に座ったところ

「みたい景色があるのだ。」

そんな言葉がふと降りてきました。
よってとりあえずそのお題に沿ってキーボードをたたくことにしてみます。

1.世のため人のため本物の愛を与え続ける

2022年2月3日鬼になる

いきなりですが、みなさんは”人生の目標”ってありますか?

私は23歳のころ、とあるセミナーに参加して「世のため人のため本物の愛を与え続ける」というとても大それた人生の目標を立てました。

それから12年が経つのですが、その目標を実現できているのかと聞かれると、正直まだまだできていない。という答えが本音なのですが、それでもこの目標を立てたからこそやれていることがたくさんあり、結局その”今やれていること”一つ一つのその先がこの記事のタイトルである「みたい景色があるのだ。」だなと感じています。

2.高齢者の方々と共に

500歳の手作りみそ製造風景

以前書かせていただいた記事に
【介護から社会を変える私の挑戦】~誰もが活躍できる仕組みを~
というものがあるのですが、弊社では運営するデイサービスで味噌製造業を取得して、ご利用者様と共に味噌の製造、販売を行っております。
またそれ以外にも、75歳以上になっても働きたいというご高齢者はいるのに、そんな方々が働ける場所がないのはおかしい。との想いから【生涯現役の家 ねっこ】という介護保険制度外の事業を立ち上げて、ピクルスの製造、販売も行っております。

ねっこのピクルス

私としてはこれらの取り組みに関して、たとえ高齢になったとしても、自身ができることをやることで、社会に繋がりを持ち、結果としてお金という対価を得て、そこに生きがいややりがいを感じていただきたい。
そうすることで、自然と介護予防に繋がったり、健康寿命が延びることに繋がるはず。
そんな想いでやっており、更に言えば、むかし手作りしていた味噌作りの経験や、何十年も家庭で料理をしてきた技術を活かしていただくことで、商品にしたとしても何の遜色もないはず。との考えでやっております。

ただ、残念ながらその考えは小売業を本気でやっているプロの方にとってはとても甘い考えであるらしく、一度そういう方に「小売りや商品開発をなめるな」といった厳しい声をいただいたこともあります。

確かに、味の安定や供給の安定、それらを考えたときに、所謂味噌を専門的に製造販売している企業には到底敵わないという事実も私自身わかってはいます。

しかし、世の中ってそんなものなんですかね?
たとえ味が毎回違ったとしても、たとえ野菜の形が毎回違ったとしても、それでも愛情をこめて作られたものは食べた瞬間伝わるものではないでしょうか?

どんなに年を取ったとしても、どんなに要介護状態になったとしても、その人ができることで活躍できる世界。
そして、それらを知ったうえで、お互いが支え合っていける世界。

そんな世界を私はみてみたい。と強く思います。

3.人口100人の山間地から

佐賀県知事とむかし美人の会

こちらもまたまた、以前書かせていただいた記事に
人口100人高齢化率46%~山間地からの挑戦~
というものがあるのですが、現在この記事から1年半が経過していることもあり当然次のステージへと進んでおります。

むかし美人の会の皆さまは相変わらず素敵すぎて、いつもお世話になりっぱなし。そんな皆さんと一緒に今一番力を入れているのが「茶の実プロジェクト」なるプロジェクトなのですが、簡単に説明をすると、耕作放棄された茶園だからこそ自然になる茶実を収穫し、その茶実から油を搾り、更にその油を使い化粧品の開発を行っています。

むかし美人の会の皆さんと茶の実専用畑の整備

九州三大銘茶の一つに数えられる嬉野茶。
歴史も古く、江戸時代より栽培されていました。しかしここ数年は価格の低迷に加え生産農家の高齢化により、耕作放棄される茶園がどんどん増えています。
そんな耕作放棄された茶園を活用する手段の一つとして考えたのが、茶実油の活用
もともと茶葉を収穫するためには葉に栄養を多く与えるために、花を咲かせない管理をされている(結果として実も成らない)のですが、耕作放棄されたことにより、その茶葉を収穫するための管理がなされなくなると、自然と花が咲き、実が成ることとなります。そして、実はその茶実にはとても良質な油が含まれていて、その油にきちんと価値をつけることで、お茶の新たな活用法として確立させたい。という魂胆です。

茶実油は中国で不老長寿の油と呼ばれ、世界三大美女の一人である楊貴妃が愛用していたといわれています。

しかし、です。
やはりこういった新しい取り組みをすると、外野からいろんな声が飛んでくるのです。例えば、茶実油に価値が出てしまったら、茶葉を収穫する人がいなくなってしまうのではないか。とか、耕作放棄された畑から茶実を多く取るなんて不可能だ。どうせ供給が安定しない。とか。

おっしゃられる意味はよくわかります。
確かに、茶葉を収穫する人がいなくなってしまっては困ります。
ただ、それは茶葉業界の問題であって、私たちの問題とはまた違います。
確かに、茶実を取る作業はとても地味です。
しかし、地味な作業ではありますが、ご高齢の方でも時間さえあれば収穫することが可能です。

大切なのは、耕作放棄される茶園が、毎年毎年、とにかくどんどん増え続けている。その耕作放棄茶園が害獣の住みかになってしまっている。その耕作放棄茶園を活用する手段の一つになりうるかもしれない小さな可能性が転がっている。それを見て見ぬふりしていいものなのか。ということ。

私たちは私たちができることを、協力してくださる皆さんの力を借りて、全力でやっていく。そしてその結果、その小さかった可能性が花開き、まだ誰も見たことがなかった産業が新たに生まれ、そして地域が少しだけうるおい、次の世代にこの美しい景色を残していきたい。

そんな世界を私はみてみたい。と強く思います。

4.みたい景色があるのだ。

子どもたちと卓上搾油機をつかった搾油体験

私がやっていることは、周りから見ると変なことばかりやっているように見えるかもしれません。周りから見ると目立ちたいだけに見えるかもしれません。しかし、私は私で、みてみたい景色がある。
もしそれが、現時点で私しかみえない景色なのであれば、その景色を実現できるのは私だけ。

ちょっとカッコつけすぎているかもしれないけれど、世のため人のため本物の愛を与え続けたその結果、みたい景色が広がるものだと信じ、明日からもまた頑張ろうと決意を新たにこの記事を締めようと思います。

くだらない記事を最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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