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ボランティアのススメ スウェーデン社会への入り口

スウェーデンはボランティアをするのが一般的で、スポーツクラブ、自治会(bostadförening)、NPO ( ideella föreningar) など様々な場所で老若男女が気軽にボランティアをしています。
市民社会がまだまだ元気!


スウェーデンでボランティアをしたいなら、Volontärbyrån というサイトがオススメ。
3148の市民団体が加盟していて、自分の興味や住んでいる地域でやりたいボランティアをさくっと探せて楽ちん。
私がこの5年やってるボランティアもここで見つけました🤟
 

どんな人にオススメ?

友達が欲しい人


仕事や学校以外の場所で色んな人に会って、友だちを作りたい方にはボランティアをやってみるのがオススメ。
スウェーデン人は基本的にシャイで仲良くなるのに時間がかかる上に、大都市あるあるでストックホルムは友達作りがとっても難しい😓 
ですがボランティアだと自分と似たような興味を持っている人に会えるので仲良くなりやすいです。しかも無料!
スウェーデン語でも英語でも参加できるのでトライしやすいかと。

やっぱり友達がいることで「この社会で頑張っていこう」と思えるし、自分と同じように新しい場所で頑張ってる人に会えると元気が出ます。

前に投稿したように就職活動に苦戦していまして落ち込むことが多いこの頃。
「今のインターン先も仕事くれないんだよなーもうしんどいわ。」とボヤいたところ、多くのボランティア仲間たちが、 
「諦めちゃだめだよ、僕なんか今の会社に9回も応募して、ようやく受かったんだから。」
とか
「わたし、ITマーケティングで10年経験があるけど、スウェーデンに来てからはインターンからスタートしたよ。半年インターンしてそこから今の雇用に契約を更新してもらったんだよね。諦めたらだめだよ。」
などなど、やっぱり移民で同じように苦労してきたからこそとっても親身に応援してくれました。

スウェーデン社会を覗いてみたい人

市民社会が厚いスウェーデン。
市民社会はスウェーデンの投票率の高さや政治参加の意識の高さを支える柱の一つ。
一人ひとりが社会のメンバーであり、皆が同じ価値があり、皆が自分の意見を言って、皆がこの社会を作ることができる
この考え方を実践する場が市民社会です。

スウェーデンで普通の人が気軽に フェミニズム や 女性支援 、ジェンダー平等 民主主義 人権 移民支援 居場所つくりといったテーマに取り組んでいる姿を見たいならボランティアとして体験しに行くのがオススメです。
気軽に参加して、色々試すことができるのでぜひ一度挑戦してみてください。私がボランティアしている語学カフェでも学期始まりは新しい人がたくさんボランティアをしに来てくれます。2-3回試してみてほかのボランティアに挑戦しに行く人もいれば、語学カフェを気に入って残ってくれる人も。多くの市民団体はボランティア向けの簡単なデジタルイントロダクションを提供していて、そこで基本知識を得ることができます。

つぶやき


老若男女がボランティアしている、といいつつ、ボランティアをよくしてるのは
80%が女性で
男性は18%
です。

Volontärbyrån


大卒の26ー35歳の女性が多く、子供や若者を対象にしたボランティアが人気。

いくつかボランティアをしてみて感じたのは、女性は結構どんなジャンルのボランティアにも参加する一方で、男性はスポーツクラブや宿題サポートのボランティアを好む傾向があるように見えます。私がずっとやってる語学カフェでのボランティアだと、スウェーデン人のボランティアはほぼ女性。
若い男性はぜーんぜん来てくれません。残念。。。


ちなみに今年のVolontärbyrån の年次レポートの表紙は私とボランティア仲間が飾りました〜。

IM(Individuell Människohjälp) という国際市民団体の運営する語学カフェで、社会的包摂、相互的インテグレーション、人との出会いの場づくりをしています。

ボランティア仲間も参加者もとってもオープンで多様で楽しいです。

参考


Volontärbyrån. https://www.volontarbyran.org/volontarbarometern


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