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嫌いだったはずの質問から進むべき道が見えた話

「あなたの長所は?」


わたしが嫌いな質問の一つ。


自分のいいところが全くないとは思ってはいないけれど、入試や就職活動などの場面で、改めて聞かれると言葉に詰まっていた。


だから、事前に一生懸命考えるんだけれど、「これでいいのかな~。」「継続力はあるものの、すぐにやめちゃったことだっていっぱいあるしな~。」「こんなこと、自分じゃなくてもできることなんだけどな~。」と、なんとなく腑に落ちないというか、しっくりこないことが多かった。


***

今日、コミュニティであるワークをやった。


「今まで自分が、どんな人たちに影響を受けてきたのか」を考えるというもの。


とりあえず、言われたままに、子どものころから今まで自分が関わってきた人たちをピックアップした。


次に、その人たちのどんな部分や、どんなところに影響を受けたのかを振り返り、それが今の自分につながっていることはないかを考えた。


いい影響を受けた人もいれば、反面教師的な影響を受けた人もいたし、何の影響も受けていない人もいた。
(ちなみに、わたしの場合は、学校の先生とか小説家の方から影響を受けていることが多かったです。)


影響を受けた人たちの共通点を見つけてみたら、
・誰かをサポートしながら成長へと導く人
・日常にフォーカスして創作している人
・自ら発信している人
・まじめな人
・優しい人
・忍耐力のある人

ざっと、こんな感じの共通点が見つかった。


このワークの最後に、講師の方がこんなことを言っていた。

「自分が影響を受けたものは、影響を与えることができます。言い換えると、人のいいところは自分のいいところでもあるんです。」

その瞬間、なんだか温かい空気に包まれたような気がした。


***

今までのわたしは、自分の中にあるものから見つけ出さないとと思い、必死になって「他の人との違い」にフォーカスし、長所を見つけていた。


でも、今回のワークを通して分かったのは、誰かを写し鏡として自分を見るということ。


1人の人物の長所というものは、一人ひとり感じ方に違いがある。


例えば、福山雅治さんのことを「歌がうまい人」と感じる人もいるだろうし、「演技がうまい」と感じる人もいるでしょう。


もちろん、その両方を感じる人だっているだろうし、その他のことを感じる人だっている。


つまり、違いは違いでも、自分と他人というように、完璧に分けるのではなく、感じ方の違いを自分の長所と捉えるということ。


人と違うところを見つけようとすると、どうしても、自分のダメな部分が見えてきてしまい、自信もなくなり、ただただ自分のことが嫌いになっていく。


これまで、そうやって生きてきたから、ずっと暗いトンネルの中をさまよっているような感覚でいたけれど、今日、やっとそのトンネルのずっと向こうの方に光が差し込んでいるのが見えたような気がする。


いや、「気がする」じゃなくて「見える」かな。


もし、あなたが、私と同じように「自分の長所ってなんだろう」と悩んでいたら、自分と関わってくれた人のいいところを見つけると、あなたの長所も見つかるはず。


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