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ネタバレ満載の最近見た映画感想11連発

ここ最近見た映画(3月上旬~4月頭)の感想11連発です。
ネタバレ満載だし「え、この作品見たことなかったの!?」とか「今更見たの!?」って思われるかもしれませんが、名作だろうとなんだろうと今、初めて触れることに関して私はすごく前向きに捉えていて。きっと私が違う立場だったら「今からその作品を初めて見るの!?いいな!私も記憶ふっとばして新鮮な気持ちで見たい!」って思うし、ここに並んでいるのは純粋な感想と新鮮な悲鳴です。見たことがなくて気になっている作品がある場合だけお気をつけください。それではどうぞ。


『イエスマン “YES”は人生のパスワード』 監督:ペイトン・リード 
ツッコミどころ満載だったし5年後くらいにまた見たい。元妻が出てくるたびに「やめろ!やめろ!」という気持ちになった。やっぱり「元」が付くやつものに気を許しちゃいかんのよ(?)でもただ面白いだけではなく、「イエスと言えば人生が変わるぞ」って言われて何事にもイエスって主人公は言い出すんだけれどそれは中々哲学的な問いかけだなとも思い、本筋もはっきりしているから見てて考えちゃうのよね。自分も「イエス」生活やってみようかな、とは言え酷いのが来たらしんどいので3日間くらい。作中でも中々の試練ばかりだったけれど、これがダニー・ウォレスという方自身の経験から生まれた話ってのがまたすごいな。元の本を読んでみたい。

『タイタニック』 監督:ジェームズ・キャメロン
言うて何度も見てるんだけれどさ、また見ちゃったよ。何度目?でも名作だから何度見ても面白いんだよなあ。なんで見たかって、3月にやってた舞台で相手役だった宮地くんの髪型を決めるってなった時に「タイタニックの時のレオ様にしてください!」ってお願いしたのが原因。言ったからには見たかった。髪型は似ていた。ちなみに私が一番好きなシーンはローズを助けた後にお食事に誘われて、スーツを貸してもらったり、お食事の場で上手いこと話したりするあの一連のシーンです。なんか応援したくなるんだよね。

『花束みたいな恋をした』 監督:土井裕泰
坂元裕二氏の脚本が好きでさ……ずっと見たかったんだよね。映画館でやってた時、KAATで福島三部作の公演があったから見に行けてなくて。というか坂元氏と土井氏のタッグって最強じゃないですか?とは言えなんで見てなかったって古傷に触れそうで怖かったからなんですがそうでもなかった。主人公の2人が出会った頃は大学生同士な訳だけれど違う大学で、仕事もバラバラなものを選んでいくのがなんか好き。この2人らしいから好きなのかな。ままごと、わたしの星、三鷹市芸術文化センターで興奮。さわやか美味しいよね。でも絹は「誰」と言ったのかな。失われていく未来と、戻れない過去が愛おしい。この人と恋をするか、それとも一緒にいるか、割とこの選択はでかいんよな。どっちも出来たら人間苦労しないのだ。

『君の名前で僕を呼んで』 監督:ルカ・グァダニーノ
ティ、ティモシー・シャラメ~~~~~~~~!!!!!!!凄まじい破壊力、HPは0よ。すごいね。すごかったよ。私はこの映画に救われた。最後、パパの息子に対する言葉を聞いてほしいからこの映画をおすすめしたい。この身体と心はこの世限りなんだよな、と思うと大事な人にありがとうや好きって言いたいし、それでも伝えられないことだってあるし、そんな自分を大事にしていきたいと思える、とても。あとラスト、暖炉の前のあの3分間くらい、豊かな時間ですよね……。台詞もなく、ただただ暖炉の前にいる。火を眺めながらその先に見えているのは、なあ、愛しのあの人なんだろ。忘れたくない大事な思い出を今、燃やそうとしなくていいんだよってなる。でも今を逃すと思い出の中を生きてしまいそうな危うさもある。
溶け合うように甘美な時間を過ごした2人にしかわからないことが沢山あるって……いいよな……。

『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』 監督:田崎竜太
この日を待っていたといっても過言ではない。私は仮面ライダーになりたい人間なのだが一番好きなのは他でもないオーズ。実は初日に見に行きました。最速回で行ったよ。ラストで映画館の画面叩き割りそうになった人、手上げて?????仲間です。でも仕方ねえよな、映司の願いは叶ったんだよ、アンクが復活するって願いは……代償は付き物だよな……映司は大きな代償を払ってもアンクを復活させたかったんだよな、と納得させるしかない。私は主人公・火野映司が大好きなのでラストで殺されました。最後の古代オーズとの闘いは本編の最終回を擦り切れるほど見た人たちは嗚咽するんじゃねえかと思うエモーショナル演出で「お前ら……これがやりたかったんだろ……?」って東映スタジオの方に向かって敬礼するレベル。とは言えさ、我儘なんだけれどこれは、小林靖子大先生の脚本版が見たいなという気持ちです。素直な感想。嘘つきたくないからさ。オーズ本編が最高なだけあって辛かったな。

映画『おそ松さん』 監督:英勉 
日本映画に対する熱い揶揄りが好きだった。メタネタが好きなのでそこは楽しかったけれど引っ張りすぎでは!?とちょっと思ったかな、後半は。映画オリジナルキャラクターの終わらせ師たち、とても使い勝手が良いというか出てくると楽しいね。話があっちゃこっちゃ行ってるし、見てるこっちもトト子ちゃんの気持ちになり「はよ終わらせろ!」ってなるのでいつの間にか終わらせ師の応援をしていました。にしても実写にするとおでん屋のシーン、おそ松からイヤミへの表現が怖すぎて子供見て泣かねえか心配になっちまったよ。

『インセプション』 監督:クリストファー・ノーラン
面白すぎて引いた。最初の10分は何が起きているのか分からなかったのだけれど見ているうちに「こいつぁ面白れぇや」と思えたので安心したし、あのラストとてもとても良かった……。私はテイルズオブジアビスみたいな「最後どうなったかは視聴者(プレイヤー)に任せるわ☆」っていうラストが大好物なんだ……答えはあるんだろうけれど、なくてもいいよな。あとキャラクターが良かったし、なんかこう、いいよねあのチーム。みんな魅力的というかバランスが取れている気がする。
モルとの関係性も個人的には素敵だなって思える拗れ具合だった。一緒に老いていきたかったんだよな。置いていかれちゃったけれど。

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 監督:デヴィッド・イェーツ
一作目は映画館で見たのだけれど二作目はまだで。今度やる三作目を映画館で見たくて見た。集会のシーン、完全に「グリンデルバルド!グリンデルバルド!」っていう感じだったけれどそんな台詞なかったね。牢獄の中にいる時の髪型、ばりかっこよかったからあれでストーリー進んでたら惚れてた。一作目見返してから見た方が良かったな!?ってくらいうろ覚えだったけれど楽しめたし、三作目も楽しみ。ファンタビは五本作られるって聞いてたけれどハリポタでいうアズカバン並みの仄暗さがあって「俺のスピードについてこれるかな……?」ってくらいのスピード感あっていいね。クイニ―推しなので早くジェイコブと幸せになってくれませんかね?ナギニに関しても気になるところ。にしても題名的のことも考えると、やっぱりグリンデルバルドの罪はクリーデンスを「黒い魔法使い」にしたってことなんすかね。

『アイアンマン』 監督:ジョン・ファヴロー
マーベルを最初からちゃんと見たいと思ったので見てみたんだけれど面白かった。映画のストーリー構成が好きだな。最後とかトニー・スタークが何て言うか想像できるのに爆湧きするもんな。あのストーリー追ってたらトニー・スターク応援しちゃうもんな。脚本も皮肉が効いてたり面白いからずっと楽しい。なんか純粋に楽しんじゃった。マーベル作品楽しいな。私、『スパイダーマン:ホームカミング』と『アントマン』だけ見たことがあるんですが(なんで?)、ホームカミングにトニー・スターク出てくるじゃないですか。ずっと気になってたんですよね「この人……伝説のアイアンマンの中の人じゃん……」って……漸く出会えて感動したよ。

『アイアンマン2』 監督:ジョン・ファヴロー
やっぱ僕ペッパー推しだわ。可愛い。ほいで敵側でミッキー・ローク氏出てきてあええええええ!?ってなっちゃった。2月頭に『レスラー』も見たんですよ。あの人じゃん!?ってなってね、楽しかったです。中佐がキャス変していて驚いたしスーツ持っていくところはおええええええ!?ってなったけれど最後の共闘良かった……日本庭園で戦ってるのは笑っちゃったけれど。鳥居を壊すな。そしてドローンが自爆すっぞ!ってなった時にいの一番に「ペッパー」ってなったトニー・スターク大好きなんだよな。なんかちょっと欠けてるところを補いあってる関係とても良いし言い合ってるところも「いいぞ……いいぞ……」って見てる。ところで私は『TIGER & BUNNY』に青春を狂わされた女なんですがタイバニ好きはアイアンマンのお話好きかもしれない。ということは逆も然りでは?
ラストで沸いたので数分後に直ぐ次の作品を見ました。だってあれはソーのソーじゃん!(?)

『マイティ・ソー』 監督:ケネス・ブラナー
ということで『アイアンマン2』を見てすぐこちらも見ました。前にテレビで放送しているのを見た気がするんだよな。でもそれがどのソーなのかわからない。とにかくロキがツボだったことしか覚えていない女がちゃんと『マイティ・ソー』を見たらどうなるのか。結果:死。仰げば尊死。なんですかこれは?まずロキの可愛さにやられた後に浅野忠信氏が出てきて「浅野忠信やん!!!!」ってなりました。TADANOBU ASANO……?出ていたことなんて何も知らなかった、無知な人間だったわ私。でも遅くとも今知れたから!字幕で見てたんですが見終わった後に吹き替えでも浅野氏を楽しめて最高でした。個人的にはロキの吹き替えの平川大輔大明神が大好きなのでHAPPYなんですが。それはさておきなんなんロキって。もう。まいったね。涙ぽろぽろこぼしながら「あんたと対等になりたかっただけだ」ってやめてよそんな、オタク喜んじゃうよ。それが一番聞きたかった言葉大賞受賞。その後もずっと「ロキを救えるのはソー!!!!!あんただけなんやで!!!!!!」って気持ちになっちゃった。ところで私は『仮面ライダー鎧武』に青春を狂わされた女なんですが(本日2回目)、もしかして鎧武好きな人ってソーのお話好きじゃありませんか?そんでもって呉島光実が好きな人ってロキ好きじゃない?誰か返事して。あたしも好き。ねえ!ひとりにしないで!!!!!!!!(p.s:Twitterで検索したら同じこと言ってる方いたので熱い握手交わしたいです)

はい。最近見た映画たちでした。
これ以外にもそれこそ3月に公演を行っていた『プルーフ/証明』をやる上で谷さんから「これを見といてね」と課題映画を5本程言われまして、それも全部見たんですが2月頭なので割愛。
大体配信サービスを利用して見ているんですが、4月も楽しみな映画が沢山あって、出来るだけ映画館に足を運びたいなって思っています。自分の公演も無事に終わって落ち着いたしね。


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