22.脳の機能不全(中枢の栄養不足)
こんにちはReConditioningのイワサワです
1週間サボってました!ちなみにその間、猛勉強していました!
さて
今日は脳について、特に中枢の機能不全について書いていこうと思います
はい、脳なんてそうそうイカれないと閉じようとしたそこのあなた!
そんなあなたのためにこの記事を書いていきたいと思いますので少々お付き合いください
お酒飲むと気分がよくなりますよね?
飲みすぎて上司の方の愚痴なんて言ってしまったりして怒られたことがある方なんかもいるんじゃないでしょうか?
生理学的にはお酒を飲むと脳の中でも前頭葉の働きが低下します
それにより理性的な制御がうまくいかなくなり感情が制御できなくなります
気分が良くなるとはよく言ったもので、
実際は脳機能が低下するために感情が制御できなくなっているだけというのが現実です
このように私たちは一時的にでも日常的に脳機能の低下を起こしています
少し身近に感じてきましたか?
ではもう一つ例を上げて説明していきましょう
徹夜明けで日を浴びた時にめちゃくちゃ眩しく感じたことはありませんか?
これはブレインフォグという脳機能が低下している状態に瞳孔反射が起こるまでの時間が延長しているためにむちゃくちゃ眩しく感じるわけです
だんだん身近に脳機能の低下を感じてきましたか?
では次に今回のサブテーマである中枢の栄養について話していきたいと思います
中枢の栄養
そもそも中枢とは何のことを指しているのでしょうか?
一般的に中枢とは脳と脊髄を指して使われることが多いですが
今回は脳に限定してお伝えしていきたいと思います
では脳の栄養とはなんなのでしょうか?
酸素
酸素がなければ私たちは生きてはいけません
現代の方々に非常に多いのは呼吸機能が正常に働いていない方です
これは本当に多いです
胸郭(肋骨と言ってもいいです)が拡張せず横隔膜が機能不全を起こしている状態でこの状態になると非常に呼吸が浅くなります
浅くなるとどうなるかというと息が吸えなくなるので頑張って吸おうとします
結果的に副呼吸筋(胸や首の前の筋肉)を使って呼吸をすることになるので肩こり、首こり、背中の痛み、胸郭出口症候群etcが起きてきます
一方、身体の中では酸素と二酸化炭素の割合がずれて酸素が多くなります
俗にいう過呼吸状態となります、
今、あれって思いませんでした?
過呼吸なのに酸素不足?ん?
今から説明するのでご安心ください
体内のガス交換は二酸化炭素と酸素の交換です
なので二酸化炭素が少なくなってしまうと酸素は有り余ることになってしまいます
組織では二酸化炭素が足りなくなってしまうので酸素の供給も足りなくなってしまいます
酸素が豊富にあっても二酸化炭素がなければ組織には酸素は供給できないわけですね
これが呼吸が浅い人の酸素不足の正体です
もちろん組織というのに脳も含まれていますから脳機能は低下していきます
なのでまずは酸素のと二酸化炭素の量の釣り合いを取らなければならないわけです
物質的栄養
次に物質的栄養について話していきます
これは単純にエネルギーになってきますのでブドウ糖(グルコース)です
しっかりと糖質が取られていなければもちろん脳への栄養供給がうまくいきません
さらに糖質が取られていたとしても消化吸収がうまくいかなければ脳へ栄養は届きません
ここは我々、パーソナルトレーナーや医療従事者が見落としがちな部分でもあります
内臓の機能が低下している場合、消化や吸収はうまく行われないので食べたものはお尻から出て行ってしまいます
しっかり3食バランスよく食べているのに体重も筋肉もつきませんなんて方はここに問題があるのかもしれませんね
感覚的栄養
感覚的な栄養とはすなわち様々な刺激になります
ある研究では成人の神経細胞は使われなければ1週間で25%失われるとも言われています
使わなければ不必要とされ分解されてしまうわけです
なので日頃から様々な刺激を意識的に脳へ与えていかなければならないのです
それは同じトレーニングメニューをしないことだったり、1日のルーティーンを変えてみたり
筋肉への刺激もあり、視覚から入ってくる刺激もあり、前庭覚や聴覚もあり!
例えば知らない土地に旅行へ行った日、めちゃくちゃ疲れた気がしませんか?
これって普段受けない刺激を受けることで脳がめちゃくちゃ活性化して疲労しているんです
私はこれはとても素晴らしいことだと思っています
こう言った感覚的な刺激がなくなってくると脳の神経細胞数が減少してくるので脳機能は低下してきます
いかがでしたか?
脳というと途端に難しい印象が生まれてしまうかもしれませんが、理解できると面白い分野ですので気になった方は勉強してみてはいかがでしょうか?
わからないことがあればどんどんコメントください!
ではまた来週!
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