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フリーランス1年目の学び③「独立の成功=天才性×環境」

すっと、腹落ちした。

営業で心が消耗し、極度のストレスゆえに帯状疱疹で入院したこともあった20代。

そんな暗い毎日に光をくれたのが、Webライティング。今では独立し、複数の大手クライアントさんと仕事ができるようになったわけだけど、これまではただ漠然と「書くことは自分にとって天職だ」とばかり思ってた。

でも、こちらの記事でも紹介した『ジーニアスファインダー  自分だけの才能の見つけ方』を読了した今、考え方がちょっと変わった。

この本には、(超ザックリ言うと)会社に必要な「強み」を伸ばそうとするんじゃなくて、これからは自分の事業を生み出すための「天才性」に気付くことが必要、といった内容が書かれている。

そして読んでいて、「これは独立の成功にも必要な考えじゃね?」と思ったので、備忘録も兼ねてメモ。

結論はタイトルにも書いたけど、以下の式。

独立の成功=天才性×環境

たとえば本のなかで、イチローについて次のように書かれている。

「努力、積み上げる天才」×「野球(というマーケット)」

引用『ジーニアスファインダー 自分だけの才能の見つけ方

イチローの場合、この両方が掛け合わさったからこそあれだけの成功を収めた。「美のバランス」に天賦の才を持っていたダ・ヴィンチは、宗教画でその才能を活かしたからこそ、今もなおその名前が知られる画家になったという。

ここで大切なのは、イチローは「野球の天才」ではなく、“努力の天才”だということ。ダ・ヴィンチは「絵を描く天才」ではなく、”美のバランス”の天才だということ。つまり、野球も絵画も上手い人は山ほどいるなかで、「なんで上手いのか?」「なんで評価されているのか?」を深堀っていくと、成功者の本当の天才性が見えてくる。

そこで、超・手前味噌ながら僕自身を例に取ると、Webライターに関しては3年ほど途切れずに仕事をさせてもらっていて、独立も果たしたから、そこには何かしらの「天才性」が潜んでいる(と考えてみる)。

色々考えてみたけど、結果として次のような式が浮かび上がった。

坂本しんいちの成功=「複雑な情報をキレイに整理できる才能」×「Webライティング」

正直、僕以上に文章が上手いライターは無数にいると思うし、情報収集の鬼のようなライターもたくさんいるはず。もちろん、僕も食べていけるだけのライティング技術、情報の信憑性を高めるためのデータ収集などはしてるけど、昔からとりわけ褒められることが多かったのが「複雑な情報をキレイに整理できること」。

たとえば中学生の頃はクロスワード作りに熱中してたけど、あれも「言葉をうまくつなぎ合わせる作業」の連続。現在はWebライターの他に大学生の就活をサポートする仕事もしてるけど、彼らから聞いた(散漫な)エピソードをひとつの自己PRに30秒程度にサッと仕立て上げると、驚いた目をされることが多い。

ここで言いたいのは、「ね、すごいでしょ」ということではなく、これまでの成功体験を振り返ってみると、そこには共通して「複雑な情報をキレイに整理する才能」が何かしら関わっていた、ということ。そして天才性を活かしたのが、僕の場合は「Webライティング」「クロスワード」「就活支援」のフィールドだった、ということだ。

ちなみに、独立するとなると「専門性が必要だ!」ということが声高に叫ばれる。これは最近まで僕自身も思っていたけど、本質ではないかもしれない。

たとえばYouTubeで大成功を収めている「両学長」は、動画のなかで次のように話していた。

ぼくは「努力を継続できる天才」。そして、たまたま「IT」という波に乗れただけ。

そう、まさに「天才性×環境」を体現したひとり。つまり専門性というのは後付けにしか過ぎなくて、まずは天才性がその前提にある、ということだ。

こう考えると、僕自身、少し心がラクになった。これまではライターとして「どの専門性を磨いていこうかな…」と焦っていたけど、これからはライターという視点を飛び越えて、「複雑な情報をキレイに整理できる才能」を活かせることはないかな、と考えてみようと思えたからだ。

たとえば、イラストとデータで複雑な情報を分かりやすく整理する「インフォグラフィック」も、その一つかもしれない。この場合、僕は「デザイン」の専門性を磨いていくことで、インフォグラファーとして成功できる余地があるのかも?(まぁ、そんな簡単な話じゃないと思うけど…)。

インフォグラフィックの例(出典:FUJIYAMA NAVI

いずれにせよ、独立成功に向けたカギは、いかに「天才性」に早く気付けるか、ということかもしれないなー、と感じた今日この頃でした。


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