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腹筋はやるな。

私たちがこの世に生を授かり、初めて覚える筋トレ、それは腹筋です。

腹筋といってもシットアップやクランチではありません。笑
赤ちゃんの腹筋運動は発声(呼吸によるコアユニットのトレーニング)です。

腹筋の形をはっきりさせるためには腹筋一つ一つの筋肥大、その周辺の脂肪を取り除くことが必要なのはみなさんご存知だと思います。

私もボディビルや格闘技の練習を通して様々な腹筋のトレーニングを行い
減量によって除脂肪してきましたが
腹筋へのラブコールの熱量に見合った結果にはなりませんでした。

なぜかというと前述した呼吸姿勢の基礎を見落としていたからだったのです
その理由を腑に落とすのに10年という月日を費やしてしまいました。

呼吸が重要なことに気づいたきっかけ


ボディビル競技をお休みし、体のことについて理解を深めようと学んだことが
ピラティスでした。

なぜピラティスを学んだかというと、クライアント様の割合のほとんどが女性であるということ。
現場で私に求められる多くのニーズは引き締まった健康的な体作りのサポート。
そうなるとウエイトトトレーニングの知識も重要ですが、もっと根本的な体の整え方を学ぶ必要があります。

実際、昔からピラティスに興味があったのもありますが、ボディビルをやりすぎて体調が思わしくなかった私にとってもピラティスを学ぶことはメリットが多いと感じていたのです。

呼吸と姿勢の重要性

呼吸の重要性

  1. 深層筋肉の活性化

    • 私が学んだピラティスでは、胸式ラテラル呼吸を主に使います、その呼吸は深層の腹横筋を活性化させることができます。腹横筋は腹部の引き締めに直接関わる筋肉で、その強化はくびれだけでなく腹筋一つ一つの溝の深さにもつながります。

  2. 内臓のマッサージ効果

    • 胸式ラテラル呼吸は内臓をマッサージし、消化を促進することで腹部の膨張を減少させることができます。これにより、より引き締まった腹部を実現することが可能になります。

姿勢の重要性

  1. 脊柱の整列

    • 正しい姿勢は脊柱を適切に整列させます。ピラティスでは、脊柱の安定と調整に重点を置き、これにより腹筋を含む体幹の筋肉が適切に働くことを促します。正しい姿勢でいることは、日常生活での腹筋の使用を最適化し、より強く、定義のある腹筋へと導きます。

  2. 体幹の強化

    • 姿勢を改善することは、体幹(背骨、肩甲骨、骨盤周辺の筋肉)を強化し、特にコアユニット(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋)を強化します。ピラティスのエクササイズはこの体幹の強化に特化しており、長期にわたって腹筋を割るための基礎を築きます。

ピラティスのアプローチ

  1. 全体性

    • ピラティスは胸式ラテラル呼吸により常にコアユニットを使いながら様々なエクササイズを行うので、単に腹筋を鍛えるだけでなく、全体のバランスと調和を促進し、効率的な動きと強化された腹筋を実現します。

  2. 精神性との結びつき

    • ピラティスは精神的な集中と身体的な運動を結びつけます。この集中力は、呼吸と姿勢に意識を向けることを促し、腹筋のトレーニングをより効果的なものにします。


私が学んだピラティスは初歩的なものなので器具は必要としませんが
腹筋の基礎を作るには十分すぎるエクササイズばかりでした。


週5回の有酸素、週5回の筋トレ、必死に減量してこれくらい


ピラティスと週2−3回のボルダリングでこんな感じ

私が学んだピラティスで使う胸式ラテラル呼吸を覚えるのには少し時間がかかりますが、基礎を覚えればいつでも出来るので試してみる価値はあると思います。


私たちは子供から成長して行く段階で自然と腹筋を鍛えています。
その基礎となる呼吸を見直すことは、腹筋を割るだけでなく他のトレーニングの効果も上げていく可能性を秘めています。

次回は自重トレーニングの観点も交えながら腹筋についての考察をしていきますね。

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