福利厚生の利点から考える 細く長く働くということ
会社員で良かったことについて、福利厚生の観点から特に「子育てをしながら働き続けること」について考えます。
厳密には私は教員で会社員ではないのですが、組織に属した働き方という点で考えます。
私は就活の際(20年以上前になりますが)、定年まで働くことを考えて職業選択をしました。
女性が人生の半ばで出産や子育てがあってても、キャリアを中断せずに働き続けることができる職業や、それが可能な福利厚生を調べました。
もちろんその1点だけでこの職業を選んだのではないのですが、私にとっては職業選択の大事なポイントの1つでした。
特に重要視したのは、産休・育休の制度があるかとその取得できる期間、実際に取得している人がどれだけいるか(これは実際にその職場で働いてみないと分かりづらいですが)、これらの点です。
実際に教員として働いてみると(私が働いている職場での場合についてですが)、年休が1時間単位で取得できたり、子どもの看護休暇が1人5日間取得できたりと、子育てしながら働ける環境とそれが可能な福利厚生が充実していることを知りました。
子どもが小さく子育てに手がかかる期間であっても、そこでキャリアが途切れずに、細く長く仕事が続けられる仕組みが整っていたことが、私が仕事を続ける上でとても重要だったことに気がづきました。
私の周りにも女性だけでなく男性が育休を取得する教員もわずかですがいます。少しずつですが、社会も時代も変わりつつあるようですね。
他にも、年休が1時間単位で取得できることもとても助かっています。例えば、朝数時間年休を取得し、子どもを病院に連れて行ってからその後出勤することもあります。
教員のブラックな働き方ばかりがメディアで取り沙汰されていますが、教育に関心と熱意がある方には、教員の仕事のやりがいとともに、福利厚生の充実(学校種、私立公立、学校や地域による差もありますが)という点でも、教職は一考の価値があるのではないかと思います。
かく言う私も、教員の長時間労働に辟易し、キャリアチェンジも視野に入れているのですが…。子どもが2人ともまだ小学生の我が家は、少なくともあと数年はこれらの恩恵も受けながら、この仕事を続けたいと考えています。
キャリアチェンジしてもしなくても、定年までは、いや70歳までは「細く長く」働くことを考えています。
今日も皆さま、お仕事お疲れさまです!
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