見出し画像

注意!栄養不足が引き起こす文鳥の病気

文鳥は栄養が不足したり、偏ったりすると
さまざまな病気を引き起こします。

この記事では、栄養不足による
文鳥の代表的な病気について4つ解説します。

病気の特徴を理解したうえで、
栄養バランスの重要性を再確認していきましょう。

文鳥が起こしやすい病気

甲状腺腫

・症状
甲状腺腫とは、喉から胸の入り口あたりにある
甲状腺が腫れてしまう病気です。

腫れた甲状腺が気管を圧迫するため
呼吸がしにくくなります。

「ギューギュー」「プチプチ」
といった呼吸音が聞こえる場合もあるので、
呼吸音に違和感があるときは病院へ行きましょう。

・原因
慢性的なヨード不足や
豆苗・小松菜の与えすぎにより、
甲状腺腫を引き起こすと考えられています。

・予防
シード食にヨードは含まれません。

ボレー粉を併用することで、
不足しがちなヨードを補えるでしょう。

くる病

・症状
くる病とは、ヒナの時期に
骨の形成に障害が起こる病気です。

骨格の形成異常により
足が変形したり、翼が垂れ下がったりします。

骨格が一度歪んでしまうと
正常な骨の状態へは戻せません。

早期に発見して、
進行を少しでも食い止めましょう。

・原因
カルシウムやビタミンDが不足すると
骨格が正常に形成されず、くる病を発症します。

・予防
ヒナが成長するために
カルシウムとビタミンDは必要不可欠です。

不足しないように気をつけるだけではなく、
過剰摂取や栄養バランスにも
気をつける必要があります。

飼い主がしっかり管理して、
健康的な食事バランスを維持していきましょう。

不正咬合

・症状
不正咬合とは、くちばしの上や下が伸びて
噛み合わせが悪くなる病気です。

噛み合わせがズレるので、
エサをうまく食べられないケースがあります。

・原因
老化や肝機能の低下、栄養不足が
原因だといわれています。

・予防
シード食の文鳥は栄養不足にならないように、
副菜として豆苗などの野菜やビタミン剤を与えましょう。

脚弱症

・症状
脚弱症は巣立ちする幼鳥の時期によくみられます。

脚がふらついたり、脚を引きずって歩いたり
歩き方に違和感がある場合は脚弱症を疑いましょう。

・原因
主な原因は栄養不足です。

特にビタミンB1が不足しやすく、
ヒナから幼鳥にかけての
エサの与え方が原因のひとつだといわれています。

・予防
ヒナのときに「アワ玉」だけで育った文鳥は
ビタミンB1が不足しがちです。

動きが活発になる幼鳥は
たくさんの栄養を必要としますが、
アワ玉だけだと栄養が足りません。

ビタミンB群を中心とした栄養を
補っていきましょう。

まとめ

栄養バランスの整った食生活は、
長生きするためにとても大切です。

また、いち早く文鳥の異変に気づくためにも、
日頃からよく観察しておく必要があります。

文鳥の様子がいつもと違うな、と感じたら
迷わず病院へ連れて行きましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?