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【詩】不確かな輪郭


光と影が織り成す
その日その時その瞬間


よく知っていたはずの
横顔は


いつからか
姿を変え


形を変え‥


気づかぬふりをして
やり過ごすには


あまりにも‥
悲しいから


明日へ繋がる心の扉を
そっと閉じた



ひとつずつ少しずつ
この指でなぞり
何度も確かめた輪郭は



不確かなまでに歪んで
もう二度と
この手で描けない



よく知っていたはずの
あの人を
なにも分かっていなかったと
知った日



あなたのことなら
分かるから‥なんて
どうして言えたのだろう



なにもかも
幻想だったと知った日



空っぽだと思った
手のひら
ほんのり温かく


それが涙だったと
気づいた日‥。






#16 不確かな輪郭
るん詩の世界





ꕤ*.゚ꕤ*.゚


                ꕤ*.゚ꕤ*.゚



以前ほど「詩」と
関わる時間は減り‥


それでもやはりふとした時に
心に沸き上がる感情を
集めては紡ぎ‥
重ねては綴り‥


時には痛む傷を
縫うように‥


時には特定の
誰かを浮かべながら‥


そんな風に「詩」と
向き合いたくなります。



日頃、自分の意見を
ハッキリ言うことができないわたしは
どの作品の中でも
やはりそうで‥。


でも伝えたいことや
メッセージは
どんな書き方であっても
その根本はぶれることなく
同じであると思っています。


そういう意味でも
詩の中では、奥に眠る本当の想いを
いつもどこかにほんのりと
偲ばせ‥



受け取り読んでくださる皆さまに
何かを感じ取っていただけたなら‥
いいなぁ‥なんて
思っていたりします。



すっかり
寒くなりましたね。


どうか体調に気を付けて
お過ごしください‥。🍀


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