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アーユルヴェーダのおすすめ食材でつくる優しいひと皿vol.1・魅力的な豆類のスープ

アーユルヴェーダの理論では、消化力をとても重視します。
消化できずに不純物が体に溜まる…
そんな結果は避けたいものです。

消化の良い食材で、素直に素朴な雰囲気の料理を作ると、本当に優しいお料理が出来上がって、食後の胃からエネルギーが身体中に行き渡る気がします。

アーユルヴェーダ的おすすめ食材のひとつが、ムング豆です。
特にムング豆のスープが優しい。
粗いポタージュのような質感で、それでいて味わいは案外あっさり。食べるそばから胃が安らぎます。

純正が高いとされるムング豆。
アーユルヴェーダではエネルギーの源的な
バターオイルのギーも大好きな必須食材。


乾いた豆類の見た目は、何とも魅力的。
これを調理することへの憧れもあります。


・ムング豆のスープの作り方

材料(4人分)
ムング豆   200g
ギー               大さじ2杯
生姜     大さじ1杯強(みじん切り)
クミン    小さじ1杯(ホールタイプ)
カルダモン  少々
塩      少々(岩塩がおすすめ)
水      6カップ(1,200cc)

ムング豆の他の材料は、
ギーとスパイス類、調味料のみ。
右下の器は生姜のみじん切りです。



①まずは豆を、たっぷりの水に浸します。
 浸ける時間は1〜2時間程度で完了。

たっぷりの水に浸けて。
1時間半経過したので完了。
ザルにあげて水切りします。
お米より大きい。押し麦サイズ。


②材料をギーで炒めます。
 鍋でギーを熱して生姜とクミンを炒めます。
 全体に油分が回ったら、カルダモンを振り
 入れて軽く炒めます。

炒め過ぎて香りを飛ばさないように注意。


③ムング豆を入れて軽く炒めた後、水を入れて
 煮込みます。

④途中でアクをすくいながら、豆の形が無く
 なるまで中火〜弱火で煮込みます。

次第に煮詰まった感じになります。
焦がさないように時々鍋底をすくいます。


⑤煮詰まってきたら火加減を弱めます。
 塩で味を整えて完成。

塩を2〜3つまみ、薄味がおすすめです。
お粥の粒が崩れた程度まで煮込んだら完成。
味も食感も身体に優しい食べやすさ。



暑い日が続いていますが、冷たい飲み物が胃に続けて入ると、胃が冷える上に消化液も薄まり消化の負担がかかります。

夏でも時には温かいスープで滋養すると、全身が安まります。
豆類のスープ、夏におすすめです。

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