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いつも想い出す風景

いつも、困難に出会うとき
想い出す光景がある。

高千穂の段々畑に広がる
れんげ畑。

そこに、父と母と私がいる。
母はれんげを編んで
私に冠を作ってくれて
私の頭にかけてくれたっけ。

ただ私は私で
存在していれば、
お母さん、お父さんが無条件に喜んでくれた日々。

まだ、覚えてる?

二人ともまだ若くて優しくて
毎日生きてるのが楽しかったな。

産まれてからの私の記憶は
1歳ぐらいから始まっている。

歩行器に乗せられて
ヨチヨチ歩いていたら
前向きに倒れて

そのとき
思ったことを鮮明に覚えているのだ。

もう、お母さんのバカ‼️
なんでこんなのにのせたの?
と、怒っていたのを覚えている。

みんなわたしの周りの人はありのままの私をただただ可愛がってくれるのが普通だと自然に感じられた日々。

あれから私は私自身になるまでどの位の歳月が流れただろう。

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