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白南風

今年も後半となりましたね。

少し前に実家の整理をしていて、要らなくなった本の一部を持ち帰ってきました。

『美しい日本の季語 ー365日で味わうー』 金子兜太

言葉の響きの美しいもの、めずらしいもの、広く知られていても、なお含蓄が深く面白いものを中心に、一日一季語を紹介。四季の移ろいを繊細にすくい取った日本ならではの美しい“季語”をじっくり味わってください。

誠文堂新光社 紹介文

おそらく父が持っていたものですね。
365の季語が載っています。

今日7月1日のページに書かれていたのは 

白南風

パッとみて読み方がわかる方、どの位いらっしゃるのでしょうか。
私は存じませんでした。

しろはえ

と読むようです。

梅雨が明ける頃や明け切ったあとに吹く南風の事だそう。
それまでたちこめていた、どんよりした雲を吹き飛ばし、一気に空を明るくする…

残念ながら拙宅の辺りは今、梅雨の真っ只中で空をいっそう暗くしてしまう、対極的な「黒南風(くろはえ)」な状態ではありますが。

南風と書いて「はえ」
沖縄では南の方角を「はえ」と言ったりもするそうですね。

私は俳句をたしなみませんが、季語を知っていると日本特有の季節感が感じられて良いですよね。毎日読んでみようかと。

白南風の 夕浪高う なりにけり

ー芥川龍之介ー

今年後半も皆様、元気に過ごせますように

トップ画像は何年か前に石垣島で撮ったものです。

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