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自分の知識と技術を繋いでいきたい Vol.33


伝統ある老舗高級ホテルから料理人スタートをきり、数多の和食店で研鑽を積んできた和の達人、Oさん。現在は官公庁の食堂で働く彼が目指す次のステップは?

あなたにとってSANKOとは?

一般のお客様も入館手続きをすれば食べられる農林水産省あふ食堂

自分は飲食をもう30年弱やっていて、コロナやリーマンショックも経験しました。昔より飲食頻度が下がるなかで、売り上げを伸ばす為に目玉商品を開発したり、価格を見直したり本当に色々と試し尽くして、正直もうネタ切れかと感じていた時に、SANKOでは管理栄養士さんとメニュー開発ができるというお話を聞いて、今までと違うアプローチが出来そうだ、面白そうだと入社を決めました。自分の持っている技術や知識が大きな変革期にあるSANKOで一助になればと考えています。

30年の飲食キャリアは長いですね。スタートはどちらから?

最初は老舗の高級ホテルからスタートしました。20年ほど前は、ホテルでは調理だけに集中できたし、なおかつ給与も良かったです。ただホテルだとポジションごとに分かれているので、どうしても他のポジションの仕事が覚えられなくなる。ホテルを退職後は河豚やすっぽんなど専門性の高いもの、単価の違う和食店も経験して研鑽を積んできました。

ホテルやレストランと、官公庁の食堂では大きく違いますが、こちらでの仕事はいかがですか?

息つく暇もなくて頭の中はあれもやらなきゃ、これもやらなきゃと休まる時がないですね。レストラン業態が長かったので夜型の生活でしたが、今は朝8時から素早くやっていかないと間に合わない。そこはいまだ慣れないですが、やりがいはあるので刺激がもらえるのは良かったなと思っています。

SANKOで何を成したいですか?

SANKOの人財、頼もしい若手たちと

調理技術を持ち、商品開発までできる人間が6次化をやる会社では必要だと思います。若手に自分の技術を落としこみ、更に上を目指して超えていって欲しいという想いはあります。敵わないと思う先輩や師にも、この分野なら、これについてなら勝てるといった競争心やハングリー精神を持って欲しい。官公庁食堂でもそういう人財に育ってきているスタッフはいるし、彼らは今後のSANKOにとって大きな財産になると考えています。
長いことお酒にあう料理や宴会メニューを考えてきたので、どう組み立て、どうすれば効率良く運営できるのかなども伝えていきたいですね。

SANKOで就職を考えている方に一言お願いします。

世の中は競争です。
無論チームとして助け合いの精神をもちつつではありますが、会社に必要とされる人間は、みんなそれぞれスキル取得や勉強をして己を磨いています。SANKOは、若年でも役職に就かれている方も多いし、頑張った先にそういったことがあることを伝えたいですね。

最後に、Oさんの調理人としての夢や、こだわりは?

体力的にきつくなってましたが、まだ現場に立ちたいです。最後まで現場で働いてお客様が食べているところを見るのが喜び、自分でしかできないことをしたい。いつかは割烹で、旬の食材を使って手作りにこだわった料理とドリンクも全部自分でするお店をやりたいかな。今まで和食に親しみがない人にも和食文化の良さが伝わるよう、なるべく丁寧に食材の魅力を引き出した料理を提供したいです。小さい頃の食卓を思いだすような優しい味付けの料理を食べてもらえたらなと思います。



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