さんたろう@信州マクロ工房

SE歴35年のITエンジニアです。現在、千葉と長野で2拠点生活をおくっています。 専門…

さんたろう@信州マクロ工房

SE歴35年のITエンジニアです。現在、千葉と長野で2拠点生活をおくっています。 専門分野は土木系3次元CAD(CIMソフト)の開発です。マクロ教えたりもしています。特に、AutoCADとExcelでVBAマクロは相性が良く連携するのに簡単便利です。その辺を伝えていきたいです。

最近の記事

国宝【姫路城】をExcel地形図で見る

今回は、国宝【姫路城】の地形図です。世界遺産でもある別名白鷺城は、まさに国の宝。 現存するお城の中で日本一のお城と言ったら、大阪城、名古屋城、熊本城、松本城、居並ぶ名城を抑えてのいの一番に挙がるのがこの姫路城でしょう。 (ここに載せたエクセル地形図は、国土地理院の基盤地図情報データ「数値標高モデル」の5mメッシュを利用してExcel上に作成したものです。) 今回注目したいのが、大天守の地盤(土台)の具合です。(ちょとマニアック?) 拡大すると、大天守土台の部分がほぼほぼ

    • プログラムは、なぜ「組む」と言うのか?

      きょうは、「プログラムはなぜ”書く”と言わずに”組む”と言うのか?」 と題してちょっと専門的なお話をしてみたいと思います。 まぁこれは諸説、賛否両論はあるかと思いますし、どうでもよい話のようでもあるんですが(笑)、でも、 プログラムを効率よく作るという観点からこれを考えてみると、結構本質的な面が見えてくるかと思います。 で、「えっ、プログラムって書くものじゃないの?」 と思われた方もいるかと思いますが、日ごろ、自分のマクロの作り方って 効率よくないなぁ~と思ってる人は、今

      • 上田にあのロピアがやって来る!?

        上田市民なら誰でも慣れ親しんできたアリオが閉店する(ヨーカ堂だけ?)、このニュースは、上田の皆さんに衝撃を与えているかと思いますが、 問題はそこではありません! 問題は、この記事に書いてある譲渡先が、あの「ロピアだ!」ということです。 ロピアというのは、神奈川県発祥のスーパーで私の地元千葉県にも進出してくるやいなや、あっという間に広まって、今では千葉でもそこいら中に出店している、安さで評判の大型スーパーです。 とにかく、店内は混んでいます。スーパーでありながら、よく入場

        • 海面上昇3Dシミュレーション

          いやー、まだ2月の中頃だというのにこの暑さ!は、ますます 国連の言う「地球沸騰化?」があながち真実味を帯びてきました。 先週の大雪でここ長野に多く残っていた雪もこの暑さではどんどん 溶けてますし、南極の氷やヒマラヤの氷河もどんどん溶け出し、 海水温もどんどん上がって体積も膨張する。 そうなると、海面が上昇して南太平洋の島々の国もどんどん水没する。 この日本でも、港町が満潮時には岸壁まで海水上がってきてて、 地方の漁村へ行くと工事してかさ上げされている様が多く見られる よ

        国宝【姫路城】をExcel地形図で見る

        マガジン

        • トランスミッションⅡ
          7,666本
        • エクセル地図(55凸凹デジタルマップ)
          14本
        • 土木3DCAD
          5本

        記事

          函館・五稜郭の3Dマップ

          独特の形をした五角形の「星形要塞」五稜郭を、エクセル3D地図で見てみます。 お濠の星形が際立つ標高配色にて見てみると、お濠の形がとても綺麗です。 次に、標高を見てみます。 見るからに強固な「星形要塞」の形状であることが見て取れます。 拡大してみます。 Web地図で、星型形状を確認します。 実写で、星型形状を確認します。 開港を控えた幕府がフランスの築城法を参考に、死角をなくす最も効率的な城郭の形「星形要塞」を北方防備のために築造したお城とのことで、日本最初の西洋

          函館・五稜郭の3Dマップ

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          ブラタモリー鎌倉ー 鶴岡八幡宮 若宮大路の「段葛(だんかずら)」をエクセル地形図で見てみた!

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          能登地震 津波3Dシミュレーション【珠洲市鵜飼漁港周辺】(想定4~5m)

          元日のあの大地震から今日で1か月が経つわけですが、復興は未だ未だこれからの状況とは思いますが、今回の能登半島地震、実情がわかってくれば来るほど驚きの連続だったと感じます。 地震大国の日本列島、またいつどこで何が起こるかわかりませんから、1か月が経過しての今現在の検証をしっかりしておくべきと思い、あの大地震から1か月が経って思うところを、作ってみた津波シミュレーション図と共に投稿します。 珠洲市鵜飼漁港周辺の地形図 今回のシミュレーションで作ったのは、石川県珠洲市の南部、

          能登地震 津波3Dシミュレーション【珠洲市鵜飼漁港周辺】(想定4~5m)

          【竹田城】雲海で有名な天空の城(Excelの立体凸凹地形図)

          竹田城の地形図です。(兵庫県朝来市和田山町竹田) エクセルの3D図で見てみます。 気高く聳え立つ山の山頂に竹田城があることがわかります。 この角度から見ると、麓から城に登る山道の道筋がよく見て取れます。

          【竹田城】雲海で有名な天空の城(Excelの立体凸凹地形図)

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          中山間地域土地改良CAD(3Dモデリング)の手順

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          義経の逆落とし(Excelの立体凸凹地形図)

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          渋谷の谷を探る(Excelの立体凸凹地形図)

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          能登地震 土砂災害地の3D&動画【珠洲市仁江町】

          3Dで見ると、能登半島の切り立った地形が迫った感がよくわかると思います。(国土地理院のデータを使ってExcelに3D表示しています。) 国道249号線を分断する被害状況の航空写真です。 Googleマップでこの周辺の地図を確認します。 動画で角度を変えて回して見てみます。 上記に掲載の地形図は、国土地理院の基盤地図情報「数値標高モデル」の5mメッシュデータ を利用して、独自に開発したVBAマクロを使ってExcelにて作成したものです。

          能登地震 土砂災害地の3D&動画【珠洲市仁江町】

          土木3D-CADの基礎知識とCIM(地形モデリング編)

          土木地形の3次元CADで扱う要素(データ)の基本は、「3D線」と「3D三角形面」の2種類です。 つまり、これはAutoCADやCivil 3D等の3次元CADソフトで言うところの、「3Dポリライン」と「3Dサーフェイス」というものになります。 土木の3Dモデリングは軽さ重視で・・・ 地形の3Dモデリングでは、ソリッドは基本使いません。(と思います。) ソリッドは中身の詰まった立体の要素になりますが、なぜかと言うと、建築系や機械系の3DCADとは違って土木系の場合にはそれ

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          能登地震 津波シミュレーション【珠洲市】

          時事通信社の記事によると、 「気象庁によると、発生直後に同県輪島市で観測した1.2メートルの津波が最大だが、すぐに観測データが届かないトラブルが起きたため、もっと高かった可能性がある。珠洲市の観測点でもトラブルが起きた。」 とのことですが、実際に、津波の痕から推測して5メートル近く(以上に?)に達した場所もあったようです。 以下は、珠洲市中心部での津波3DシミュレーションをExcelにて緊急で行ってみました地形図の画像です。 もし、津波の高さが5mであった場合の3Dシミュ

          能登地震 津波シミュレーション【珠洲市】

          私がショートカットキーを使わない理由

          わたし、30代の中頃から富士通の研修講師の仕事というのをやって来たのですが、C言語やJavaやVBなどでシステム開発するITエンジニアを育てるための研修です。 それで、知り合いの紹介でその仕事を引き受けることになった際に、富士通ってどんな研修スタイルなのか?って思いまして、ちょっと軽い気持ちで偵察がてらにとあるセミナーに参加してみたわけです。 30名ぐらいが参加したそのセミナーで、内容自体は私まったく興味なかったですから教室の一番後ろの席に陣取って、さぞやる気なさそうな生

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          能登地震被災地のExcel地図(3D立体)を作りました【輪島市】

          まさかの元日の出来事に言葉も出ません。 能登地震被災地の地に皆の気持ちを!との思いでこの記事をUPします。 Googleマップと国土地理院のWeb地図で確認してみます。 NHKのニュース画像で火災場所が確認できます。 火災のあった朝市通りの地形を作ったExcel地図で見てみます。 地形(標高)に沿って造られた通りであることがわかります。 海側から見た立体の3D地形図です。 奥の標高が急に高くなっているのがよくわかります。 標高を細かく(1m単位で)見てみます。 国

          能登地震被災地のExcel地図(3D立体)を作りました【輪島市】