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何者でもない私と『ギフト』をもらった彼女のこと
大学時代の先輩の名前を、ふいに本屋やネットで見る事が増えた。
彼女は学生時代から飛び抜けた実力を持っていて、さまざまな賞を軒並み受賞していた。才能がある、ということなのだろう。
私は、学生時代に彼女のことを認識しておきながら、彼女と親交を結ぼうとはしなかった。彼女を近くで見つめることなど、辛くてできるはずがなかった。
多分、彼女のようになりたくてなれなかった学生は、たくさんいただろう。素直に賞
フリーランス歴1週間
会社を退職して、フリーランスになって、1週間が過ぎた。
少しずつではあるけれど、なんとか仕事をいただくことができて、毎日何かしら「仕事」をしている。
今のこの生活は、会社員だった時よりも格段にストレスが少ない。
鉛のように重い身体を引きずって、薬を何種類も飲みながら、目眩や腹痛、頭痛に耐えながら仕事をする必要がないだけで、天国のようなものだと思う。
好きな時間に好きな場所で、自分で選ん
誰かの頑張りが力にならない時
どんどん日が短くなって、日に日に寒さが増してくる。東北の冬は、いつも思ったより足が速い。いつのまにか襟元に忍び寄り、徐々に身体を冷やしている。そして、そういえば去年もそんな風に思ったのだった、と毎年のように考える。
日照時間が少ない季節が、私はあまり得意ではない。自分の意思とは関係なく、気持ちが落ち込みがちになる。
そういう時には決まって、誰かの頑張りに打ちのめされてしまう日が、週に1度く
「好き」を集めて世界を作る
先日、なんの気なしにしたツイートが、思いの外バズって(当社比)しまった。
他の人からしたら大した事はないのかも知れないけれど、私にとっては、というか『瀬奈サヲリ』はじまって以来のバズりだったわけで、少し動揺した。
そもそも、ウケを狙ってしたツイートではなかった。そして私の本心に限りなく近いツイートだった。
これが、私の好きなものに対するツイートだったら、ここまで動揺したりしなかったろう。バズっ
性別という役割から解放されたい
近頃、日本の性差別の実態が浮き彫りになるような報道が続いていてうんざりする。
まだそんな意識でやってたのか、と思う反面、どこかでその事実を知っていたような気がしている自分もいる。それほどまでに日本の性差別は社会に浸透しているのだと思い知らされる。無知でいた自分も、きっと同罪だ。
女性は家庭に入り、男性は外に出て働く、という固定概念は、女性を抑圧していると言われがちだけど、一方で男性のことも
私の青春とauデザインプロジェクト
auデザインプロジェクトのをことを、覚えている人はどのくらいいるのだろうか。
2002年から行われたそのプロジェクトの全盛期は、ちょうど私の中・高生時代であった。斬新なデザインの携帯電話が次々と発表され、無骨なデザインの多かった他の携帯電話とは一線を画していたのを覚えている。機械のスペックそのものよりも、「かわいい」ことに価値を見出す女子高生だったわたしには、特に憧れの対象だった。