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アラサー女子、カナダ・モントリオールで生きる日記 「外国人のおもしろかった、出会いテクニック」

ーアラサー女子、カナダ・モントリオールで生きる日記ー
30歳ギリギリで会社を辞め、ワーホリでカナダ・モントリオールへ。フランス語はもちろん、英語もろくに喋れなかった私が、今では一人暮らしをし、友達たちと英語とフランス語で楽しく話せるまでに成長(フランス語はまだ勉強中)。ここではモントリオールでの生活風景と、文化の違い(イケメン外国人のディテール?)など、アラサー女子ならではの目線で気ままに書いていこうと思います。とても個人的な日記のような感じなので、お見苦しい場合もあるかと思いますが、どうぞ優しい眼差しで見守っていただけると幸いです・・・:)

出会いはそこらじゅうに落ちている?

こっちに来てから感じるのは「日本よりかなり、頻繁に話しかけられる」ということ。男の人だけではなく、おばあちゃんや女の人、近所の人は顔見知りではなくても気軽に話す。そして男の人は多分、9割がナンパだ(おじいさん・おじさんもガッツリ現役である)。

一時帰国の際に友人からは、「外国人との恋ってどう?」「どんなアプローチされるの?」「日本人と違う?」「なんか面白いことあった?」「ナンパされる?」と、友人たちから質問攻めされるので、ここでは、私が今まで経験した中で、特に笑った&日本ではなかった「ナンパ方法」について紹介する。

①スーパーマーケットで「どの牛乳がおすすめ?」

食材を買いに、スーパーへ。乳製品コーナーで吟味していると、急に「すみません(フランス語)」と話しかけられた。話を聞くと、「牛乳買おうと思っているんだけど、どれがいいかな…おすすめある?」という話だった。心の中で「そんなの自分で決めればいいだろ…牛乳ってどれも一緒だろw」とつぶやきながら、自分の好きなブランドをおすすめした。すると、「ああ、ごめんね、で、近くに住んでるの?」と話が始まった。ここでやっとナンパだと気づく(笑)。

会話を終了させ、外に出ると、その男は外で待っていた。「電話番号を教えて欲しい」と言われ教えたが、タイプじゃなかったので(すまん)その後一度も会うことはなかった牛乳くん。確かに、近所のスーパーだと家も近いはずだし、うまくデートが進めば気軽にご近所デートも可能だ。ものすごい限定的で、失敗した後にもし顔を合わせたら「あ…」と気まずいこと間違いなしだけど、そのナチュラルな出会いに拍手である。

②公園で「なんの本読んでるの?」

公園に本を持って、昼寝をしたり、ピクニックしたりするのが日課である。この日も本を読んでいたら、後ろから「なんの本?何語?」と話しかけられた。どうやらその人は、私が本を読んでいる近くで友人と電話で話していた男であった。正直、「静かにしてくれないかな…」と思っていたので、あまり愛想よくはできなかった(笑)。それでも彼はめげずに本の内容を聞いてくる。

そのうちに疲れてきたので、その場を去ろうとしたら「ごめんごめん、また公園で会いたいから電話番号教えて?」と言われた。しつこい雰囲気だったので、電話番号を教えてもらって、気が向いたらかけるわと伝えた(かけることはなかったけど)。出会いとしては、いいシュチュエーションである。イケメンだったら教えてたかもしれない(笑)。

③カフェで「うるさかった?ごめんね」

お気に入りのカフェがある。家で仕事ができない(集中できない)私は、頻繁にカフェに行くことが多い。モントリオールにはカフェがたくさんあり、おしゃべりする人、本を読む人、仕事する人、様々だ。この日もお気に入りのカウンターで仕事をしていると、隣から視線を感じた。おじさんとお兄さんの中間くらいの男の人(多分フランス人)で、聞いているとどうやらオンラインでフランス語を教えている様子。心の中でまた「どうしてこんなに聞こえずらい場所でやるのか…生徒さんはちゃんと聞こえているのか?」とつぶやく。

そんなことを考えながら仕事を続けていると、急に「すみません、うるさかった?ごめんね(フランス語)」で話しかけられた。なんでも彼はカナダの会社でフランス語が話せない人のためにレッスンを行なっているとか。中にはアジア人もいて、日本人にも詳しかった。彼は、「このカフェよく来るの?友達になる?もっと話したいな!」と言いながら、またオンラインのレッスンに戻って行った。このまま話しかけられても仕事に集中できないので(タイプではないw)、笑顔で挨拶して、カフェを後にした。カフェでこんなにナチュラルに話しかけられる外国人、アッパレである。

④語学学校で「コーヒー、飲みに行こうよ!」

モントリオールに来た当初、友達ゼロ、知りあいゼロ。勇気を持って、一人で乗り込んだ。で、最初に通ったのは語学学校。そこには若い学生からおじさんおばさんまで、様々な国の人がいる。その語学学校のエレベーターで話しかけられたのが、トルコから来たおじさんだった。おじさんもカナダに来たばかりで英語を勉強中、妹と一緒に来ているとのことだった。当初はほぼ英語が話せなかったため、色々話しかけられたが20%くらいしか理解できてなかったと思う(笑)。そんな中で理解できたのは「英語の練習をしたいから、カフェに行こう」だった。

友達もいなかった私は「学校が無い日の練習になるかも」と、気軽にカフェで待ち合わせをした。しかし行ってみると、おじさんの期待と私の期待は全くあっていなかったことに気づく(笑)。しばらく喋っているとおじさんは「僕はお金があって、一緒に住めば君の家賃も出してあげるよ。妹にも紹介したいと思っている。今日から彼氏と彼女でいいよね?これはデートだよね?」…は?(笑)。この日は、今までの中で一番、英語スキルが一番上がった日だった。おじさん、勘違いがすごいぞ! カフェで英語の練習って言ったやん…と、その場で「ごめん、誤解がすごいけど、英語の練習に興味ないなら帰るわ」と帰った。異文化どころではない、とんでもない勘違いにびっくりであった。今後気軽に誘われても、行く前にしっかり確認が必要だ、と学ぶいい経験となった。

⑤キャンプでソッと、連絡先をテントに忍ばせる

これは私の親友(フランス人女子)の話である。私も結構な肉食系女子(日本では)だと思っていたが、彼女に関しては肉食系の概念が全くなくなるほどすごい。女男関係なく、恋愛に関係なく、「知りたい」と思ったら知り合いとか全く気にせず、グイグイ行く。失敗してもしなくても気にしない。最高に面白く、セクシーで、心があったかい彼女が、私は大好きだ。

さて、そんな彼女と数年前にキャンプへ行った時のこと。当時フリーだった彼女は、キャンプ先で超どタイプのイケメンに出会ってしまった。私たちはグループで行っていたが、夜になると彼女はその彼を追いかけて、どこかへ消えてしまった(笑)。

その彼とはもちろん初対面、しかも残念なことに、彼には彼女がいた。色々二人で話をして、彼女は何かビビッと感じるものがあったという。結局「彼女がいる」ということで、彼とは何もなく、ただおしゃべりして終わったとのこと。

しかし、何かを感じた彼女は最後のチャンスとして、キャンプ場を去る前に、自分の連絡先を書いた紙を彼のテントに入れた。インスタグラムやフェイスブック交換ではなく「私にもう一度会いたかったら、電話して」と書いた紙。なんとクラシックなんだろうか! そしてロマンチックである(そして強気笑)。

結局彼からは何の連絡もなく、今彼女には、ラブラブの彼氏がいる。でもたまに彼女は「あの時の彼から今連絡きたら、どうかな?人生って面白いよね(笑)」と冗談を言っている。

どの道を選ぶかは、自分次第!

人生、何が起こるかはわからない。どんな出会いがあるかわからない。でも彼ら、彼女から学んだことは「その一瞬を逃さないために行動すること」だった。

失うものは何もない、「勇気を出した」という経験がもらえるだけだ(笑)。

私も男女問わず、何か人にビビッときたら、思い切って話しかけてみようと思う。

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