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駐妻一人旅⑤ アイスランドDay1と2 地球最果ての地

Grüezi!(スイスドイツ語でこんにちは)
わたしは夫のスイスのチューリッヒ駐在についてきており、現在ひとときの駐妻スイス生活を送っています

念願の「炎と氷の国」と呼ばれる北欧のアイスランドに3泊4日で行ってきたので、レポしていきます。


アイスランドの国旗🇮🇸はスカンジナビアクロスという北欧のキリスト教国の十字架、青は海と空、赤は火山、白は氷河と雪原を表していて、国旗からも「炎と氷の国」ということがわかります

アイスランド旅行について知っておいた方がいいこと


アイスランド旅行について、知っておいた方がいいことをまとめました。
アイスランドに行く方は参考にしてみてください。

◾️一般的に、オーロラは光害が少ない郊外に行かないと見えないが、アイスランドは首都のレイキャビクでも見える


◾️空港と市街地のアクセスは、バスかタクシーのみ。事前にシャトルバスを予約した方が、並ばずに済むのでスムーズ。


◾️アイスランドの国内アクセスは、バスツアーか、レンタカーしかない。


◾️冬のアイスランドは防水の靴が必須。
街中でも雪が深く積もっており、道も本当に滑りやすい


◾️アイスランドのスーパーはオープンは遅く、クローズは早い。
店舗によって営業時間は異なるが、8〜10時オープン、18時〜21時クローズ。
バスツアーでは途中売店やカフェに寄ってくれる。

Day 1  オーロラ観測


17時にアイスランドのケプラビーク空港に着き、バスで45分かけて首都レイキャビクのホテルに到着。

空港からレイキャビク市街地はバスかタクシーのみなので、事前にバスを予約。
現地でもバスのチケットを購入できるけど、バスは1時間に1〜2本なので予約したほうがいいかも。
公共のバスもあるらしいが、2時間に1本。

20時30分からガイド付きのオーロラバスツアーに参加。事前にget your guideというツアーのウェブサイトで約1万円で予約。
オーロラ観測は初めてなのでガイド付きにしました。


21時頃バスは↓目的地に到着。車で来てる人や他のバスツアーもたくさんいた。
海を見下ろす崖で、灯台も近くにあった。


風が強く、もの凄い寒かった。


今まで見たことがないほどの満点の星空が広がっていた。
雲がない晴れた空しかオーロラが見えないので、星空はオーロラが見えるサイン。



オーロラ予報では高い確率で見えそうだけど、なかなか見えない。


オーロラ予報の参考にしてたのはアイスランドの天気予報とMy Aurora Forecast & Alertsというアプリ。
オーロラの今週の予測や今日の何時にどのくらいの確率で観れるかなど予測してくれる。

アイスランドの天気予報
10段階中の5でHighと書いてある
3〜からオーロラが見えそう
アプリのオーロラmap
緑に塗りつぶされてるところがオーロラが見える範囲。
青い点が現在地。今日は観測できそう!


22時を過ぎた。23時解散のツアーで市街地までは1時間かかるからそろそろオーロラ観測は終わりかと思い、ツアーガイドに何時に帰るか聞くと

「わからない。何時に帰れるか誰も知らない。」

と言われた。


オーロラ見えるまで帰れまてんツアーだった。
寒過ぎて絶望。すでに足先に感覚がなくて痛い。



粘ってもオーロラは見えないまま、結局バスは23時40分頃に出発した。


と思ったらすぐ崖へ引き返した。


「今オーロラ見えるらしいぞ!!」
とガイドが叫び、みんなバスから飛び出した



ついにオーロラが見えた。
寒さとかどうでもよくなっていた。

モヤモヤしたカーテンのような形が空にゆらゆらしている。

オーロラは肉眼では写真のような緑や青には見えなかった。iPhoneだとこんなかんじ。

加工なし
加工してみるとこんな感じ


さてバスが崖を出発したのは0時半。


解散は1時半。
23時の予定だったはずが。笑


このツアーはオーロラが見れなかったら明日も無料で開催だったからどんな微妙なオーロラでも絶対見せたかったんだろうなと思う。
ツアーのガイド同士が何度も話し合ってて、オーロラを誰よりも真剣に探していた。ガイドさん、尽力ありがとうございました。

Day2 冬しか現れない氷の洞窟へハイキング


今日はアイスケイブという氷の洞窟へ行くバスツアー。
アイスケイブは冬の間しか訪れることができない、自然が作り出した氷の洞窟らしい。
Get your guideから約4万円で予約。


朝ごはんにアイスランドのヨーグルト、スキールとスキールドリンクを飲んだ。
スキールはギリシャヨーグルトみたい、にコッテリとしたヨーグルト。

日本でも見かけたことがある
朝9時なのに夜みたいな暗さ


バスにWi-FiとUSB充電があって快適。
ヨーロッパはUSB充電が多いので、USBケーブルがあると便利。


アイスランド、秘境すぎてバスツアーしかないの不満だったけど、外は寒すぎるからバス移動が正解だなぁ。


バス移動中も、アイスランドの壮大な景色を見ていて飽きない。
360度、草木が生えてなく、黒い岩(火山岩)を覆う雪と氷の雪原しかなくて、まさに世界の果て。夏は荒野になるらしい。

違う惑星にいるように感じる
見渡せども雪原と山と氷
途中で立ち寄った氷の滝


13時にVik(ビーク)という町でジープに乗り換え。

いよいよジープでアイスケイブに出発。
「助手席に乗っていいよ」と言われ、最高の眺め。

タイヤが大きい迫力のジープ
ジープ助手席からの眺め
アイスランドは空が広い

ジープで雪と山しか見えない道なき道を進む。
途中、別のジープが雪でスタックしたりしたけど、アイスケイブ近くに駐車。


そのあとは雪山を歩いてアイスケイブに向かった。トータル1時間半くらい。

雪深いし、風が強くて、吹雪いてて顔に当たって痛かった。絶景が見えるので、寒い中頑張って撮影する。

ヘルメットと金属製のスパイクをレンタルして氷の洞窟までハイキング
自然が作り出した氷の洞窟
氷河の氷でできた穴。どうやってこんな形になったんだろう


私以外の参加者の国籍は、イタリアとノルウェーとアイルランドだった。ノルウェーは自国でアイスケイブありそうなのに、不思議。


みんな、防水のウェアと手袋で完全防備で慣れてる。わたしだけ普通のダウン、綿パン、毛の手袋だった。
こんな雪がやばいとは思わなかったし、持ち物もマストって書いてなかった。



白人の女の子は高い確率で三つ編みにしていた。

今回みたいな吹雪の中だと、
髪を下ろしてると、帽子をかぶってても髪で視界が悪い。足場も悪いし、大変だった。
三つ編みなど髪をまとめて、帽子をかぶるのは吹雪の基本スタイル
なんだと改めて知った。

帰りは20時すぎにレイキャビクへ到着。
長時間の運転はおばさまがやってくれました。強風の中、凍る道路の上の運転すさまじかった。ありがとうございました。

アイスランドの人は、みんなたくましく見える。そしてアイルランドで出会った人は、みんな優しかった。


夜は宇宙一美味しいという、ホットドッグの屋台でたべた。
ここでもおばさまたちが声をかけてくれた。寒いけど、人はあったかいアイスランド。
屋台は夜1時までやってるらしくありがたい。

グレービーソース、ケチャップ、マスタード、玉ねぎ、フライドオニオンが入った絶妙な味付け
740円で物価高のアイスランドでは有り難い。
アメリカの大統領も訪れたことがあるらしい


そのあとはホテルで休憩しつつ、夜12時半までレイキャビク市街地でオーロラ観測。


アイスランドは夜も忙しい。


ラッキーすぎることに、2日連続でオーロラを観測。

レイキャビク市街地でもオーロラ全然見えた。
お金をかけた昨日より見えた。

昨日より今日のほうが、オーロラ予報的には良い日だったので、21時過ぎくらいからオーロラ観測できた。


いろんなとこで見えたけど、↓とか海周辺は深夜でもオーロラ目的の人がたくさんいて、安心してオーロラハントに励めました。 

やっぱり肉眼では白いカーテンに見える。  


オーロラ観測よりさらにレアなオーロラ爆発という現象に遭遇すれば、肉眼でも緑や赤に見えるらしい。
オーロラ爆発に遭遇することが、新しく人生の宿題になりました。


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