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ビールの選び方

ビールと一言で言っても、
様々なジャンル、銘柄があります。

たまの飲み会で飲むなら何を飲んでもいいですが、
毎日毎晩飲むとなると、よくないものよりも、ちょっとでもいいものを選びたいものです。

ビールを買うとき、何を基準に選んでいますか?

値段、味、メーカー、パッケージデザイン、CM、新製品、プリン体や糖質の量・・・・

テレビをつけると、様々なビールのCMが流れていますが
売る側はいい事しか言いません。

当たり前ですよね、CMなんだから、どこもそうです。

キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー・・・

日本の大手ビールメーカーは、大スポンサーなので
CMじゃない番組でも、よっぽどのことがない限り、不都合なことは放送されません。

今回はマスコミが言わない(言えない)ビールの選び方について書きます。


ビールの種類

まずビールは大きく分けて

ビール、発泡酒、新ジャンルとビールテイスト飲料(ノンアル)の3種類+1に分類されます。

ビールとは・・・

ビール発祥の地ドイツでは、
麦芽とホップと水だけで作られたものがビールと呼べ、副原料を使用したものは、ビールではありません。 

しかし、日本のビールの基準は

「麦芽を原料の3分の2以上使用し、副原料は使用できるものが限定」とされ 

副原料とは、米、とうもろこし(コーン)、でんぷん(スターチ)です。

発泡酒とは・・・

麦芽使用率が3分の2未満で、ビールとしては使用できない原料を使ったもの。

原材料を見ると

麦芽とホップ以外に、

大麦、糖類、カラメル色素、スピリッツ、香料、酸味料、加工でんぷん、甘味料が使用されています。

新ジャンルとは・・・

酒税法上、「その他の醸造酒」あるいは「リキュール」に分類される酒類です。

「その他の醸造酒」とは、麦芽、麦以外を主原料に使ったもの。

「リキュール」とは、発泡酒に麦由来のスピリッツや蒸溜酒などを加えたもの。

ビールテイスト飲料とは・・・

いわゆるノンアルコールビールで、アルコール度数1%未満のビール風味の発泡性炭酸飲料のことです。


なぜビールに米が・・・

米が原材料として使われているのは、
日本人の味覚に合う「軽さ」を出すためと、
大麦の使用率を減らし、コストを抑えるために使っています。

コストを抑えるためなので、
米飯用、酒造用にもならない「規格外品」が使われています。

いわゆる「くず米」で、産地もはっきりしません。


コーンとスターチと糖類は遺伝子組み換え

日本ビール大手メーカー(キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー)は、
発泡酒&新ジャンルビールに遺伝子組み換え作物を使用しています。

メーカーの言い分としては、
「原材料を安定供給し、お客様へ安定した品を届けるため」だそうですが、
「コスト削減のため」でしょうね。

一応、ビールに関しては、遺伝子組み換えの表示義務があるので、
「遺伝子組み換え作物使用」と表記されていなければ、「非遺伝子組み換え」ということになりますが、どうなんでしょうか??

遺伝子組み換え作物の危険性については、まだ明確にされていないとされていますが、

遺伝子組み換え作物は、

有害物質の妊婦から胎児への移行に関連している可能性」が指摘されていたり、

遺伝子組み換え作物を与えたラットは、早死の傾向があるとか、

雌では卵巣がんが異常に多いほか、脳下垂体の異常が目立ったとか、

雄では肝機能障害、腎臓肥大、皮膚がん、消化器系への影響が見られたとか報告されています。

遺伝子組み換え作物は、
ビール類以外でも、食物油や清涼飲料水などでも使用されているものが多いので、注意が必要です。


プリン体ゼロ、糖質ゼロの裏側

プリン体ゼロ、糖質ゼロを謳ったものは、
合成甘味料のアセスルファムカリウム(K)が添加されたものが多いです。


アセスルファムKは、砂糖の約200倍の甘味があるが、自然界に存在しない化学合成物質で、体内で分解されることなく血液に乗って全身を巡ります。

犬にアセスルファムKを0.3%および3%含むえさを2年間食べさせた実験では、0.3%群でリンパ球の減少がみられ、3%群ではGPT(肝臓障害の際に増える酵素)の増加とリンパ球の減少が認められました。

つまり、肝臓に対するダメージや免疫力が低下します。

また、妊娠したネズミを使った実験では、胎児に移行することがわかっています。

この商品には、人工甘味料であるアセスルファムKは、使われていませんが、

4つのうれしい!だけでなく、
うれしくない7種類の添加物が入っています。

カラメル色素は
製法によって
・リンパ球の減少
・免疫機能(白血球動き)の抑制
・DNAの損傷
・染色体に異常を誘発
・発がん性の危険
があります。

調味料(アミノ酸)は、化学調味料の事。

酸化防止剤(ビタミンC)は、遺伝子組み換えの可能性大のとうもろこしを
化学合成されたものです。

そもそもビールは、プリン体が少ない

「プリン体は痛風の原因になる」とよく聞きますが、
プリン体を含む食品を食べたぐらいでは、痛風は起こりません。

痛風は、プリン体を多く含む食品を食べ続け、
さらにアルコールを摂取し続けることによって起こりますし、
体質にもよります。


ビール100mlあたりに含まれるプリン体は3.3~6.9mg。

白米に含まれるプリン体は100gあたり25.9mg、
醤油は45.2mg、鶏レバーは312.2mg、カツオは211.4mg、マグロは157.4mg含まれています。

毎日、ビールをガバガバ飲みながら、
アテで、醤油をつけて、カツオやマグロの刺身を、しこたま食べたら
痛風になるかもしれません。

プリン体や糖質より、遺伝子組み換えや食品添加物のリスクの方がデカいので
そっちを気にした方がいいです。


「トクホ」もどうなん?

メーカーのHPによると、
「本品は食物繊維(難消化性デキストリン)のはたらきにより、食事から摂取した脂肪の吸収を抑えて排出を増加させ、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにするので、脂肪の多い食事を摂りがちな方、血中中性脂肪が気になる方の食生活改善に役立ちます。」だそうです。

しかし、HPにも缶にも

●1日摂取目安量:お食事の際に1日1回1本を目安にお飲みください。
●摂取上の注意:本品を多く摂取することにより、疾病が治癒するものではありません。飲みすぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなることがあります。

という注意書きがあります。

原材料は、
食物繊維(難消化性デキストリン)、大豆ペプチド、ホップ/炭酸、香料、安定剤(大豆多糖類)、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)
です。

アセスルファムKも、カラメル色素も、酸化防止剤も、バッチリ入っています。

「トクホ=体にいい」ではありません。

トクホを取得するには、開発費など数億円かかると言われています。

トクホは消費者のためのものではなく、
資本力のある大手メーカーのPRのためのものなので
信用したらいけません。

トクホのヘルシアは、
高濃度茶カテキンが、肝臓に負担がかかるということで、
海外では発売禁止になっているところもあります。

「トクホだし」と思って買うのは、浅はかというかバカです。


トクホだろうがなかろうが、
日本大手メーカーのノンアルは、
添加物などを駆使して、ビールに味を似せたもの
なので
もし飲み会でお酒が飲めない時は
ノンアルじゃなくてウーロン茶を注文した方がいいです。


じゃあ何を選べばいいの?

麦芽とホップだけのまじりっけのないもの。

日本の大手メーカーで言えば、
エビス、モルツ、一番搾りです。

キリンの一番搾りは、普通のものは、麦芽とホップだけですが
47都道府県の一番搾りには、米が入っています。

スーパードライ、ラガー、黒ラベルは、
米だけでなく、コーンもスターチも入っています。

麦芽とホップだけのものがあるとは言え、
遺伝子組み換え作物や食品添加物を他の商品で使っている日本の大手メーカーのものを買うのは、なんかひっかかるなあ~という人は
ドイツなどの海外のビールか、
真面目にいいモノを作ろうとしているクラフトビールメーカーのものがおすすめです。

ただし、バドワイザーとか米が入ったものとか、日本の大手ビールメーカーのものとかもあるので、買う前に原材料はチェックした方がいいです。


おすすめは、

ヤッホーブルーイングのサンサンオーガニックビールです。

おすすめのポイントは

・日本の大手メーカーではない。
・日本のメーカーである。
・原材料は、麦芽とホップのみ。
・しかもオーガニック。(ポストハーベストの心配なし)
・美味しい。(妻はドライ派でしたがこれに変えてドライが飲めなくなったそうです)
・デザインがいい。
・そんなに高くない。(1本税込み267円)
・ネットで手軽に入手できる。(http://amzn.to/2qxtx8D

ここまで書くと、ヤッホーブルーイングの回し者かと思われるかもしれませんが、違いますよ。

ヤッホーブルーイング以外で
オーガニックの麦芽とホップだけを使った日本のビールは
日本ビール株式会社の
有機農法ビールというのもあります。

こちらもお求めやすい価格(281円/本)で
ネットで買えます。(http://amzn.to/2qxAiYa


妻曰く、サンサンオーガニックビールの方が美味しいそうです。
まあ好みの問題でしょうが・・・


他にも色々クラフトビールありますが、
少々値段が張ったりしたり、瓶しかなかったりするので
家で手軽に飲むならこの2点がおすすめですが

「それでも値段がちょっと・・・」という方は

サッポロの新ジャンル「麦とホップ」がまだマシです。

私、酒飲めないし、妻も飲んだことないので、味の事はわかりませんが

1本当たり105円で買えます。(http://amzn.to/2qxrcul


ノンアルのおすすめは、ヴェリタスブロイです。

日本の添加物やらでビールの味に似せたものではなく、
原材料は、麦芽とホップのみで、
ビールからアルコールを抜いた「脱アルコールビール」です。

味もノンアル特有の嫌な変な味がせず、ビールに近い味です。

うちの子供たちも大好きです。

あまりスーパーとか酒屋さんでは、売っていませんが
こちらもネットで買えます。(http://amzn.to/2rxTCmv

1本当たり92円です。


有機農法ビールを出している日本ビール株式会社も

「龍馬1865」という

麦芽100%の無添加ノンアルコールビールを出しています。(http://amzn.to/2rxBCIY

1本当たり108円です。

日本のメーカーのものがいい、龍馬が好きという方にはいいんじゃないでしょうか?


まとめ

如何でしたでしょうか?

ビール選びの参考にして頂ければ幸いです。

ビールだけでなく、
買うときは、必ず原材料をチェックしたら
CMの演出に惑わされず
自分でちゃんと判断することができます。


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プロフィール

藤本傑士(たかし)/昭和52年1月生まれ

自然食レストラン三心五観、サスライプロジェクト代表
電磁波測定士
波動共鳴セラピスト

2011年、「自由に自分らしく自然と調和した生き方」がしたくて
神戸から丹波へ移住し、自然食レストラン三心五観を開業。

常識や情報を鵜呑みにせず
無理せず楽しくをモットーに、
ナチュラルライフを日々実践するようになって
心も体も元気になり、
心地よい毎日を過ごせるようになったので
このライフスタイル(サステイナブルライフ=持続可能な暮らし)を
縁ある方、興味のある方にシェアして、お役に立てたらいいなあと思い、
サスライプロジェクトとして、
サステイナブルライフに繋がるセミナー、イベント、メルマガなどで情報発信しています。

サスライの輪を拡げて、
食・エネルギー・医療・教育・仕事が自給できるエコビレッジを
将来みんなで創れたらいいなあと思っています。

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