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きゅうりの酢の物の作り方

一人暮らしを始めたМ子に実家からおすすめの料理を教えるシリーズです。

信じられないが暦の上では秋である(8月7日が立秋)。

暦と現実のずれが途方もなく広大で、まだまだ夏野菜の気分だ。
きゅうりはスティック状にして味噌マヨネーズ七味で食べるのが簡単でおすすめだが、酢の物もいい。
ゆで卵よりはちょっと「あー。わたし料理したわ~」って気分になれる。
一見回文みたいだが、読もうとすると「りょうり」のさかさま読みに苦労する。「りうょり」だから。
さあ、М子よ。料理したわ~の気分になろう!

材料
きゅうり 1本
砂糖 大さじ1
酢 大さじ2

きゅうりを薄切りにする。スライサーがあれば便利。なければ一生懸命包丁で切ろう。そんなに頑張って薄く切らなくてもいいよ。多少厚くても平気。

きゅうりに塩を少し振って(小さいスプーン1杯くらい)手でもみもみする。そうするうちにもしんなりしてくるが、そのまま3分ほど置けば緑色の水がどんどん出てくる。

その間に合わせ酢を作ろう。
・砂糖大さじ1
・酢大さじ2
を器に合わせて混ぜる。
酢はお店に行くと色々あって迷うが、安いし穀物酢でいいんじゃないかな。
合わせ酢の作り方もいろいろあって迷うが、これが簡単でいいんじゃないかな。もっと酸っぱいのが良ければ酢をもっと増やしてね。

しんなりしたきゅうりの水気を手で絞り(これもそんなに懸命に絞らなくていいよ)、合わせ酢を加え混ぜる。

これで完成です! 意外と簡単!

ここに、白ごまを振るとそれっぽくなる。
ごまかすって言葉、ごまが語源なのすごくよくわかる。
どんな料理でもごまかけるとなんとなく絵になるので白ごま常備すると吉。

さらにわかめも混ぜれば最高級の酢のものになる。
わかめは乾燥でも塩蔵でもよいが、お店でパック入りの生わかめを見つけたら利用してみよう。安くて新鮮でおいしい。

さらにさらにタンパク質を1種類混ぜるとこの上ない最上級の酢の物になる。たとえば、

①たこ、なまこ、ほや→飲み屋の味
②しらす、じゃこ→給食の味
③ちくわ、かにかま→庶民の味

苦学生の作る酢の物には、かにかまがおすすめだ。
まず色が赤くてきれいだし、味もシーフードっぽさが強い。
手で裂けるのもいい。かにかま考えた人天才だよ。

ごはんと味噌汁、目玉焼きの定食に小さい酢の物が付いたら
ふっと気分が豊かになることでしょうよ~☆




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