見出し画像

トライアスロンは鉄人の為のものではない。健康維持に最適です。

 2017年の4月、石垣島トライアスロンに初めて参戦してから3年が経ちました。現在もトレーニングは継続していますが、健康維持が目的です。トライアスロンやってますと言うと「何を目指しているのですか?」って言われるのですが、やった事が無い人からするとトンでもないものをやっていると認識されているようで、そうではなく趣味や健康維持として優れているという事をここに書いてみます。

体にいい

 スイムの練習を始めた頃は25mもしんどく、何やら肩の周りが熱くなっている感覚がありました。が、徐々に慣れてゆっくり長く泳げるようになると、熱を帯びるような感覚は無くなり、それと比例するように肩こりが無くなっていきました。スイムを始める前は空を見上げる事も首が痛くて出来なかったのですが、いつの間にか肩こりも治り、上を向いても痛みが無くなっている事に気づきました。肩こりには肩を回すのが良いと言われますが、まさにその通りで、スイムが習慣になる事で一つ健康になりました。
 不健康エピソードその2。以前、膝から下あたりに血管がボコボコ浮き出る下肢静脈瘤を治す手術をしました。自分では気づいていなかったのですが、妻から「何その血管、気持ち悪い」と言われ病院に行った所、下肢静脈瘤と診断されました。これも血液の流れが上手くいっていない事が原因らしく、言われてみればその当時、足のダルさみたいなものがありました。左足は手術をしましたが、右足は症状が軽かったのでのままにしました。が、これもバイクの練習をし始めて、足のダルさが消えている事に気づき妻からは「足、細くなったね」と羨ましそうな目で言われるようになりました。これも股関節を動かす事で足の血行が良くなると言われますが、これもその通り。また一つ健康になりました。
 ともう一つ。これは今すぐというより、将来気になる事として「骨折への耐性」です。たとえば大腿骨を骨折すると、歩行の自由を奪われ、寝たきりになってしまう高齢者も多くいますが、私の祖母も例外ではなく、それまではとても元気でしたが歩けなくなった時から一気に老け込んでしまい、病弱にもなりました。人生100年時代、なるべく健康寿命を延ばす為にも、骨の強さを保つことはとても重要だと思いますが、その強さを保つためには骨への刺激が重要で、その為にはジャンプ動作が良い言われています。ランは歩行というよりはジャンプ動作に位置付けられています。ただただその場でジャンプを継続してやるのは難しいですが、ランも趣味の一つになっているとそれが骨の強さを維持する事になるので、健康維持としては重要だと思っています。
 と、つらつら書きましたが、3年やってみて全身に良いと気づきました。今(42歳)も痛い所もなく、寝付けない事もなく、食欲も中学生並みで、体脂肪は8~10%です。

練習がしやすく、継続しやすい

 これは別にトライアスロンだからという分けではないですが、個人競技の良い所。学生の頃は時間を持て余し、声を掛ければ簡単に集合できますが、社会人だったり更には家庭を持つともう日程を合わせる事が至難の業になりますが、個人練なので時間が作りやすいです。更には、気分でその日の種目を選択できるのがまた良いんですよ。暑いと思えばプールに行き、雨で外に出たくないと思えば室内で自転車を漕ぎ、しかも動画を見ながらとか出来ます。ちょっと気分転換で外に出たいと思えばランニング。ランニングだけだど天候等で萎えた時に選択肢がありませんが、選択できるのはトライアスロンの良い所だと思います。

生涯出来るスポーツである

 稲田弘さんという方をご存じでしょうか?IRONMAN World Championship(アイアンマン・ハワイ)に86歳で参加し、見事制限時間内に完走した方です。しかも、スイム開始は60歳、69歳でバイク購入、70歳で51.5kmのトライアスロンに出場し、76歳でアイアンマンレースに初出場。86歳でもアイアンマンレースを完走し、今も継続中です…。レジェンドです。IRONMANはトータル226.2kmですが、トライアスロンの大会はトータル51.5kmが主流で中には25km程度の大会もあります。そうであれば、フルマラソンよりも短く、もう出来ない理由がないですよね?

 石垣島トライアスロン(51.5km)に出場時は、私は大会参加で家族は観光。フルマラソン程のダメージも無いので、レース後はそのまま子供と海で遊んで、旅行としても楽しめます。近場であれば自転車で行って、自転車で帰ってくるなんて事もできます。自粛が求められたこの時期も、プールは行けなくとも自転車は漕げるし、妻の必死のダイエットを横目に、自分はペースを変える事なく運動できています。また、トライアスロンの大会に出なくても、それぞれの競技で大会があり、個別に出るという事もできちゃいます。もう趣味が枯渇する事もありません。皆さんも如何でしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?